母の日に観たい最高の映画
こんにちは。
時々トロントの母と呼ばれることがある
ヒロコです。
5月に入って今年も母の日が近づいてきましたね。
現地に留学している皆さんは、日本にいるお母さんのことを
思って少しホームシックになったりセンチメンタルな気分に
なってしまう時期かもしれませんね。
カナダでも母の日には、通常お母さんにお花やギフトを
プレゼントしたり、映画や食事に連れて行ったり、家族で集ったり、
スポーツ観戦やショートトリップに連れて行ったりするのが
一般的と言えます。
留学生の皆さんは遠く離れたお母さんに、
カードを送ってあげたり勿論ラインやスカイプなどで
電話したり、カナダのプレゼントを贈ってあげたりというような
方も多いと思います。
そんな母の日の過ごし方としては、お母さんのことを思いながら、
母の日にお勧めの映画を観るというのも良いですね。
今回は母の日にじっくり浸れるとってもお勧めの映画で
私が個人的に大大大好きな映画を2作ご紹介したいと思います。
(この他にも母の日にお勧めの映画は沢山ありますが、
今回は私の独断と偏見、個人的な好みで最もお勧めの作品だけ
ご紹介です)
まず1作目は、「Stella(ステラ)」。
この映画はもともと1923年に発行されたStella Dallas という古い小説を
原作として作られた映画で、実は1925年に最初の映画化(無声映画)が
されていて、その次には1937年に映画化されている作品です。
私が好きなのは1990年バージョンで、今でも歌手・女優・活動家としても
活躍しているベットミドラーが主演している映画です。
ストーリーを簡単にまとめると、田舎町にある小さなバーで働いている
主人公ステラがある日裕福なドクターと知り合って関係を持ち、二人の間に
娘ができます。ドクターの彼はステラにプロポーズするのですが、ステラは
それを断り娘を自分ひとりで育てていくことを選びます。
娘が育ち、裕福な暮らしをしている父親(とその婚約者)と
貧しい暮らしをしているステラの間を行ったり来たりする生活が
続くのですが、娘の将来と幸せを一番に考え、
主人公のステラは自分が身を引いて父親の家庭に娘を託し
姿を消す、というものです。
(若い頃のベンスティラーがチョイ役で出てます!)
ストーリー自体はごく単純ですし、決して大作映画とは
言えませんが(存在を知らない人の方が多いでしょう)
ベットミドラーの演技が素晴らしく、最後の場面がとても心に
突き刺さる感じがして何度観ても涙が流れます。
でも何度でも観たくなる映画です。
次に2作目は、「Steel Magnolias(マグノリアの花たち)」。
こちらは1989年の作品で、もともと舞台の作品として誕生しました。
また、若かれし頃のジュリアロバーツの演技が
評価された映画の一つです。
こちらの映画のストーリーは、
原作者の実際の経験を元に作られているのですが、
主人公はルイジアナ州のとある小さな町に暮らす
主人公の女性メアリーリンとその娘で深刻な糖尿病を
患っているシェルビ、そしてその周りを囲む近所の女性友達
グループと家族の日常ドラマを描いたものです。
重度の糖尿病を抱える娘シェルビを
一生懸命育ててきたメアリーアンですが、
シェルビの結婚が決まり、更に子供を産もうとすることに
とても複雑な思いを抱き心から喜べません。
それでも、強い意志をもって出産に挑んだシェルビは
無事に息子を出産します。
その後、暫く生活が安定したのですが、次第に
シェルビの容態が悪化し、母メアリーアンは自分の
腎臓の一つを移植するなどして精一杯娘を助けます。
移植手術自体は成功するのですが、時間の経過に伴い
移植した腎臓が適合しなくなりシェルビは倒れて植物状態に
陥ってしまいます。
この映画では若い頃のジュリアロバーツも含め
映画のメインキャストを飾る女性達のたくましさや
ユーモア、友情などがとても美しく描かれています。
強くて愛すべき女性達がメインとなっているストーリーに
とても心を打たれます。
特に主人公を演じるサリーフィールドの演技が
私は個人的にとても大好きです。
これら2作とも、無償の愛を精一杯注ぐ
母親の強さがテーマになっていて、
涙なしでは観れない映画ですね。
そして母親の愛情というのはどんなに深くて
強いものなのかに改めて気付かされる映画だと思います。
この映画を観た後はお母さんに電話したくなること
間違いありません!
遠くに離れて改めて実感するお母さんの存在の大きさ、
そして普段はなかなか伝えられない感謝の気持ちに
この機会にこれらの映画を観てどっぷり浸かるのを
お勧めします!
是非観てみてくださいね~!