トロントは実際どれだけ多民族なのでしょう?
みなさん、こんにちは。
トロントのヒロコです。
お隣アメリカでは新大統領による
“国境に壁を作る”とか“人種・女性差別”とかいった
スキャンダルが日に日に加速しているようですが、
こちらカナダでは全く異なり、リベラルで斬新的、
そしてかなりのOpen Mindな若い首相のおかげか
より移民や異文化の寛容な受け入れムードを
更に盛り上げている印象が感じられる最近です。
カナダは国全体が世界最大の多民族国家として
知られていますが、そのカナダの中の都市でも
最も多民族(世界一の多民族都市とも言われる)のが
われらがトロントです。
昨年英国のBBCニュース(ラジオ)のプログラムでは、
世界で最も多様他人種(Diverse)な都市はロンドンやNYCではなく、
トロントであると
オフィシャルに明言され話題にもなりました。
→http://www.bbc.co.uk/programmes/p03v1r1p
トロントに住んでいると間違いなく
それを実感します。
街を歩いている人達の人種も言語も容姿も宗教も
みんなバラバラですしそれが当たり前なのがトロントの特徴です。
トロントが多民族都市であることは
誰もが知っていることですが、
では実際にどのくらいの数の異民族が住んでいるのだろう?と
ふと疑問に思うことがあります。
そこで、カナダ政府の統計局が公開している情報を
調べていたら、
「National Household Survey」という調査で発表されている
トロント市民のEthnic Origin(出身民族別統計とでも訳すべきでしょうか…?)の
各人口の統計を見つけました!
この統計を見る限り(2011年の統計)
トロントには大まかに200は軽く越える数(約250種類近く)の
異民族が存在していることが分かります。
実はこれは世界のほかのどこの都市と比べても
かなり多い数といえるでしょう。
また、トロントの全人口の約半分近く(47%)が他国出身となるようです。
ちなみに日本人の比率は他国出身のトロント住民のうち、
わずか0.8%ほどとなり、
トロント全人口の中での比率にしたら0.5%程度となるようです。
(ワーホリや留学生、ビジターはこの数には含まれません)
そしてトロントで最も多く話されている言語は
勿論50%以上は英語ですが、
その他に使われている主な言語を挙げただけでも
20語以上あるといわれています。
まさにトロントは一つの都市にいて
世界中の人達や文化・言語に触れることができる
場所なのですね!
ある意味1箇所で世界旅行ができてしまうくらい…
市内各地には、通称Neighbourhoodと呼ばれる
様々なコミュニティーが点在しています。
例えばLittle Italy、Little Portugal、China Town、Korea Town、Cabbage Town、
Indian Bazaar、Polish Town、Greek Townなど、各国の名前が反映された
コミュニティーもあれば、特に○○タウンという呼び方はしなくても、
例えばラテンアメリカ系の住民が多い地域、ジャマイカ系のコミュニティー、
アフリカ系、東ヨーロッパ系のお店が多い地域などなど、
とにかく色んな特徴を持ったコミュニティーがあります。
それから、異人種同士のカップル(国際カップル)や、
2カ国以上の国籍を持つ人、両親や祖父母が国際結婚だったハーフや
クオーターと言った人達が沢山いるのもごく当たり前ですし、
更には養子を迎えたりして親子で人種が異なる家族の形も非常に一般的で、
珍しくも何ともありません。
また、人種とは少し異なりますが
昨日のハルノさんのブログで触れられたようなLGBT系に人気の
コミュニティーというような所も見つかりますし、
若者に人気のエリア、セレブが集まるエリア、アーティストが
集るエリアなどなど、とにかく多種多様(Diverse)な特徴を最大限に
楽しめるのがトロントという街です。
世界中からの多種多様な民族と
普段から当たり前のように接して
生活の一部になるというのは、
日本にいたら全く想像しにくい感覚だと思いますが
世界一の多様都市トロントだからこそ
その面白さや貴重さに接することができるわけですね。
私達日本人はもっと世界のことを
知らなくてはなりません!
というわけで、トロントオフィスでは皆さんに
もっと世界を見て勉強に繋げる機会が少しでも増えるようにと、
最近世界地図を貼る事にしました!
どこにどの国があるのか、
トロントで出会った友達が
世界のどこから来ているのか、
この世界地図を見て
新しい発見と知識を増やしていきましょう!!
世界一多様な都市トロントで
国際人になるための留学なら断然
East–Westカナダ留学センターです!!