レジュメを書く前にやっておくと良い事
こんにちは。トロントのヒロコです。
8月もあっという間に終わり、
少しずつ秋の陽気を感じられるようになってきた
トロントですが、この時期は丁度カナダですと
学校新学期の始まりになり、街中にはおそらく地方から
市内の大学やカレッジに来た新入生であろう
若者達が多く見かけられます。新鮮ですね~!
文字通りFreshmenですね(笑)
こういったフレッシュな学生達を見ていると、
この先彼らもカナダの就職戦線に挑むべく
色々と苦労をしていくんだろうなあ、と
なんだか感慨深くなります。
就職戦線といえば、こちらにワーキングホリデー(working holiday)で
来た皆さんが必ず直面する現実の一つとして、
英文履歴書(レジュメ)を作成する作業があります。
日本の履歴書はもともと用紙にフォーマットが作られているので
それを書き埋めていけばよいスタイルが一般的ですが、
こちらのレジュメはとにかくそういったフォーマット用紙は存在せず
まっさらな状態から自分で作成していくものになります。
レジュメで大切な事といえば、やはり自分の長所や経験、スキルを
どれだけ紙面でアピールできるかという所です。
問題は多くの日本人はまずこの自分の長所やスキルがなかなか
上手く思いつかなかったり表現が下手だったりしがちなところです。
自分のアピール点が思い浮かばない状態のままいきなり
レジュメを書こうとしても無理があります。
そんな時にまず実行してみると良いエクササイズ(運動の意味ではないですよ?)
があります。
それは何かというと、自分の「Skills Inventory」を整理してみることです。
これ、実はカナダ政府のサイトで、カナダで働く若者のための色々な
情報が載っている項目があるのですが、その一つにこのSkills Inventoryについての
ページが見つかるのです。
http://www.youth.gc.ca/eng/media/skills_inventory.shtml
Skills Inventoryとは何をするのか?
まず、そのカナダ政府のサイトを見ると分かるのですが、
自分のキャラクターや得意なことや経験があること、できる事などを
色々と細かくBrainstormingしていき、リストアップしていく作業をします。
できるだけ細かく沢山リストアップするようにしましょう。
その後はリストアップした各スキルを、
例えばコミュニケーションに関するスキル、リーダシップに関するスキル、
身体を使ったスキル、頭脳を使ったスキル、などと言った具合で
カテゴリー分けしていきます。
また、この他にHidden Skillを見出すために、
例えば実際にアルバイト経験やボランティア経験、研修などで自分が課せられたことのある仕事やそれによって培われた知識や技能なども
リストアップしていきます。
*参考にしやすいサイトはこちら→Community Employment Services
このようにして、できるだけ細かく沢山自分のできること、
経験したこと、もともと長けていること、人から評価されたこと、
得意なこと、責任を任された経験があることなどを
リストにまとめて、ある意味自分の貯蔵庫を作り出すのです。
(Inventoryとはそもそも在庫の意味を持ちますので、
スキルの在庫を管理して補充したり保管をするイメージですね)
これが最初に出来上がっていれば、
レジュメを実際に書く際にすんなりと書き始めることが
できるようになってくるはずです。
せっかくカナダにきて働く経験をするのですから、
まずはレジュメも適当なものではなく、
本格的なものを作り上げていけるようにするのも大事な
勉強の一つです。
そしてその作業によってまた新しく
「英文でレジュメを作成する」ことで培われる
スキルも身につくと捉えていきましょう!
グローバル社会の就職戦線に勝ち抜いていくためには、
やはりしっかりしたレジュメが書けなくては話になりません!
まずはこのSkills Inventoryを作り上げる作業から取り掛かってみましょう。
また次の機会には、今度は実際にレジュメを書くための
具体的なサンプルや例を挙げた内容のブログを書きたいと思いますので
乞うご期待!
ちなみに、East-Westトロントオフィスでは
皆さんのレジュメ作成について細かなアドバイスや
添削作業なども承っておりますので、
是非ともご相談くださいね!