アメリカ留学 VS カナダ留学

こんにちは、トロントオフィスのハルノです！

最近、よく「アメリカ留学に行きたい」とか「アメリカ進学を目指してます」という話を聞きますが、日本人はメディアの影響でアメリカへのあこがれというのが強いのかなーと思います^^;

かくいう私も日本の大学生だった時、大学の派遣留学制度を使って9ヶ月間、アメリカのニューヨーク州の大学付属の語学学校に留学していました！

アメリカもカナダも広いので場所によって全く違う経験になると思いますが、わたしはアメリカよりもカナダを留学先としてはオススメします。という訳で今回はアメリカ留学よりカナダ留学をおすすめする理由5つをお届けします。

1.治安

カナダとアメリカはすぐお隣の国ですが、カナダから見ると理解しがたい文化の一つが銃所持が自衛の権利として認められているという点です。カナダでは銃はあくまでもハンティング目的で使うくらいなので、熊が出る場所に住んでいないかぎりは一般家庭に銃がある事はめったにないでしょう。

2.カナダドルと米ドル

為替相場は常に同じではないですが、一般的にアメリカドルの方がカナダドルより比較的に高いです。なので日本円を留学費用に使おうとするとかなりの差が出ます！ちなみに本日2016年8月17日時点の日本円に対しての相場はカナダドルが77.67円、アメリカドルが99.75円となっています。

3.学費

学費も一般的にはアメリカの大学に進学するのと、カナダの大学に進学するのとだいぶ差があります。アメリカの大学は1年間の学費が400万程度掛かる所が多いですが、カナダの大学は200万程度。また公立カレッジになると学費は130万程度ほどです。カレッジであれば日本の私立大学と余り変わらない学費だと思います。また、カナダの教育は質が高いということでも知られています。学費が安く、同じ言語を話すのでアメリカ人もカナダに留学に来る人は多くいるほどです。私もカレッジ時代のルームメイトはアメリカからの留学生でした。

4.VISAが比較的取りやすい

移民や、卒業後の就職を北米ですることを考えている場合は比較的に卒業後労働ビザが出やすいカナダの方がおすすめです。例えば、カナダの公立カレッジの2年制コースに行くと3年間のオープンワークパーミットを申請することができるので、その間に移民を申請する道も開ける可能性があります。

5.人種差別と異文化への寛容性

 日本でも話題になっているかもしれませんがアメリカの黒人に対しての警察の暴力に端を発した一連の事件を見るとアメリカでの人種差別の激しさを感じます。警察官として唯一黒人への暴力で有罪になった人はアジア系だったようにアメリカでは人種によって有罪になるかに関わる事がとても多いです。また、私がアメリカに留学した時も、アメリカ人はもう少し多文化への理解があると思っていたのですが、実際には留学生にも興味がなく、つるんでいるのも同じ人種同士、というパターンが多くてとてもがっかりしました。それに対してトロントは世界一の多文化都市なので、どの文化に対しても理解がある人が比較的多いなあと感じます。自分のバックグラウンドを尊重しながら生きていけるという意味でもカナダの方がおすすめです。

このように同じ英語を話す北米の国、カナダとアメリカですが、意外なほど色々と違いがあります。私もカナダに来てからびっくりしたのですが、カナダ人は、医療制度を持っている事、銃社会ではない事、そして多文化社会であることを誇りにしているので、アメリカにはあまりいい感情を持っていない人が多いです（！）といいつつアメリカ文化には多いに影響を受けていますし、寒い冬にはフロリダに旅行に行くのも一般的なのでとても近い関係であるには変わりません 😆

是非、アメリカ留学を目指している人にもカナダを選択肢としてかんがえていただけたらと思います！

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