ワーキングホリデー トロント Yokoさん

2015年1月～2016年1月の間ワーキングホリデー（Working Holiday）をしたYokoさんの体験談です。
LSI、Hansaに通われたあと、インターンシップを目指してRCIISのビジネスコースを取られました。様々なトラブルを体験し、かなり内容の濃い体験談を書いてくれましたので是非お読みください！

カナダ留学・ワーホリ（Working Holiday）の目的は何でしたか？
-語学力の向上,他文化への理解

渡航前に用意した予算はどれくらいですか？
-150万円

East-Westを知ったきっかけは？
-インターネット

留学準備で大変だったことはありましたか？
-ビザの申請や、海外送金の方法

East-Westをご利用いただいた感想をお聞かせください。
-渡航前はとても不安でいっぱいで、不安な点や今思えばおかしな疑問もたくさん質問してしまったかと思うのですが、いつも的確で素早いレスポンスをして頂き、そのお陰で不安も和らいだ状態で、カナダに到着することができました。また、現地に着いてからも、現地の銀行口座や、学校の体験授業から自分ひとりでは不安な手続きをさらりとやっていただきました。カナダの生活が始まってからは、何か息詰まってはオフィスにお邪魔し、私のくだらない相談を真摯に聞いていただきました。相談をするたびに、優しいだけではない的確なアドバイスをいただき、それが力のなって頑張れた気がします。ありがとうございました。

学校生活はいかがでしたか？
-初めは英語もままならないので、とにかく海外らしい学校がいい！と思い日本人が少ないと紹介された少人数制のLSIに通いました。宿題は週に２、３回程度。生徒は南米がほとんど。アクティビティはほぼ毎日ありました。学校に数か月通い始めてからは、ただ通うだけではなく何かほかにプラスαなことがしたいと思いインターンを視野に考え始めました。その相談をしたときに紹介していただいた一つがRCIISのビジネスコースでした。現在担当の先生は変わったようですが、当時は物凄く厳しい先生で、発言の順番・発言内容・毎日約２時間かかる宿題・プレゼンの仕方から授業に対する姿勢などすべて点数にされ、評価されました。かなり厳しかった分かなり力になったと実感出来ました。最終的に目標の点数に行かないと、インターンは出来ない仕組みになっていたので、それはもうひやひやものでした。生徒の国籍は韓国と日本人がほとんど。アクティビティは週に２，３回程度だったかと思います。

　　　　　学校の友達と

どんな所で働いていますか？/働きましたか？
・ブランチのレストラン
・ベトナムレストラン
・Web制作会社（インターン）

アルバイトをしている（いた）感想はいかがでしょうか。
-ブランチのレストラン（約半年）…仕事内容は、キッチンで簡単な料理をすること。基本キッチンは１人（週末のみ２人）体制でやるので、初めのころはプレッシャーがずしりと来て、料理の作り方がわからずお客様にキャンセルしてもらうこともありました。慣れてからは、毎日のやることがほぼ同じなので、飽きとの葛藤が続きました。　　　　　　　　ブランチのレストラン

-ベトナムレストラン（４か月）…仕事内容はウエイトレス。メニューが150種類以上あるので覚えられるわけがありません（笑）。お客様からメニューに関して質問されたとき、分からないこともたくさんありました。ただ、こちらのお客様はとにかく優しい！お客様は神様と思っていないので、みなさん対等に接してくれます。接客は毎日違うお客様に会いますし、常連さんとは時間があるとよくおしゃべりをしたりして過ごしていました。

-Web制作会社（２か月）…Webにかかわる制作スタッフのアシスタント業務。フォトショップの簡単な作業のお手伝い、Wordpressでのホームページ作成、人事としてメールのやり取り等。想像以上にたくさんのことをやらせていただきました。　　　　　インターンシップにて

トロント生活において何か習慣にしていたことやサークル活動、お稽古事、お気に入りの事柄や場所などがあれば教えてください。
-とにかく私は食べることが好きなので、噂のレストランに行っては写真を撮ってインスタグラムに挙げ、レストラン情報などをまとめていました。トロントは美味しいお店は美味しいですが、そうではいお店もなかなかあります（笑）ただ、トロント多国籍の街なので日本ではあまりメジャーではない、ギリシャ料理、南米料理、ペルシャ料理などいろんな国の料理が楽しめます。

トロント滞在の全体的なご感想をお聞かせください。
-トロントでは想像以上の苦難が待ち受けておりました。日本では、運だけは良くあらゆることがうまくいっていました。トロントでも運だけでやっていけないかな、と軽く見ていたのかもしれません。
トロント生活が始まり、２か月目に図書館で勉強していると、バックパック丸ごと盗まれてしまうという悲惨な事件にありました。そのまた２か月後、買い物中にiPhoneを盗まれてしまいました。LINEが復元できず、日本のお友達と連絡が取れなくなるという寂しさ。そのまた１か月後蜂に体を刺され、そのまた数日後に友達が突然倒れ救急車を呼び、一緒に病院まで行くという事態に。想像以上のことが次々と重なり、鬱とは一生無縁だと思っていた自分でしたが、なかなか精神的にやられていきました。学校を卒業してから、すぐインターンに行く予定でしたが、お金がたまらず、貯まるまでの１か月バイト以外家にほぼ引きこもっている状態になりました。何をしても楽しくなく、海外に来てまで何をしているのだという、自己嫌悪に駆られていました。そんな中、一番の打撃が私を襲いました。ある日早朝外にいると、家のオーナーから連絡が来ました。「ようこ、今どこにいるの？無事かどうかを知りたいからとにかく連絡を待っています。」とのことでした。何事かと思い、「私は無事です、どうしたの？」と送ると、「家が大火事になったんだ。他の住民も皆無事だから安心して。ただ、家がもうだめだ。」と言われ、とりあえず急いで家に向かいました。見た瞬間、言葉を失いました。想像以上に家が丸焦げになっていたのです。この火事で所有物の80％以上を失いました。パソコン、洋服、靴、鞄、ほぼ全滅でした。住む場所もなくなり新しい家が見つかるまでお友達の家での居候生活が始まりました。人生でここまですべてを失ったのは初めてだったかもしれません。社会人できちんと働いているという看板もなければ、財産もない、家もない、所有物もほとんどない、ここまで来たら何を失っても怖くないという感情にだんだんとなっていきました。ただ一つ失っていないものがありました。それは、周りの人の優しさです。それが、私の唯一の力になっていたと思います。たくさんの友達が洋服や調味料などを分けてくれました。私の話を聞いてくれました。家にお邪魔させてくれました。その上、友達でもない近所の人が私たちを心配して、募金活動を私たちの知らないところで必死にやっていてくれ、努力して集めた募金をプレゼントしてくれたのです。色々な大変なことがあったけど、出会った人々にはいつも恵まれ、いつも支えてもらっていました。たくさんの優しさ触れ、無償で色々と助けてくれる人に出会い、自分の人に対しての接し方もカナダに行く前と比べるとかなり考え方が変わりました。どれもこれも意味のあるものだったのだと今では感じるようになりました。
私のカナダでの生活をまとめると、決して楽しいだけのものではありません。ただ、自分を成長させてくれる私に必要な試練をたくさん与えてくれた場だったのではないかと思っています。

旅行ではどんな所に行きましたか？
-モントリオール、プリンスエドワード島、NY、フロリダ

カナダの良いところを教えて下さい
-人がいい。また、ニューヨークなどと比べると日本人に近く常識のある人が多い印象を受けました。電車の中、ピザなどの飲食をする人は滅多にみかけません。

逆にトロントの良くないところは？
-冬が長く寒いところ。トロントはカナダ一の街なので、道が狭いです。

現在の近況や今後の予定を教えてください！
-現在は、日本に戻って来ていてこれからのことを考えている段階です。ただ、私が現地のカナダの方に助けていただいたように、私も海外からくる人の助けになるようなお仕事が出来ればと考えています。

これからカナダへ来る人にメッセージをおねがいします！
-海外に出てみて、思っていた以上に上手くいく人もいれば、思うように行かずもがく人（まさに私）もいると思います。失敗だったと思うかもしれません。ただ、失敗万歳なのです。人間たくさん失敗してなんぼ。失敗のない人生なんてつまらないですよ。今となれば私のトロント生活もネタとしてオモシロ可笑しく話すとかなり盛り上がったりします。トロントに来て楽しかったーで終わるもよし！試練だったーで終わるもよし！すべては自分次第ですね、きっと。

Yokoさん、本当に色々な事が起こって大変でしたね。でも数々の困難を乗り越えて、一段と成長されたことでしょう！

海外で一人で生活するということは失敗や予期しない事故などが起きる事もありますが、それを成長の糧と捉えられるかどうかが大事だと思います。
今後もそのポジティブさで日本でもがんばってください！

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East-Westカナダ留学センター
https://www.eastwestcanada.jp/

LSI
http://www.lsi.edu/jp/

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http://www.hansacanada.com/jap/index.php

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