ワーキングホリデー トロント Tetsuyaさん
2014年の6月から1年ほどワーキングホリデービザで滞在されていたTetsuyaさんの体験談です。通われていた学校はGVとCan Pacificで、トロントの人気日本食レストランで10ヶ月も働かれていました。とても有意義なワーキングホリデー生活をされていたTetsuyaさんは
現在ニュージーランドにてトロントでの経験を活かして学生のお手伝いをされています。
そんなTetsuyaさんが貴重な体験談をシェアしてくださいました。
カナダ留学・ワーホリ(Working Holiday)の目的は何でしたか?
①将来の為の英語力向上
②カナダにおいての”何か新しい出会いや経験”を通じて自身の進路、やりたい事を見つ目直す
おまけ:昔からニューヨークとナイアガラの滝に行ってみたかった。両方に近いからトロントに決めました。笑
渡航前に用意した予算はどれくらいですか?
ぴったり100万円
専用口座を設けてお金を移し、そこから関連費用は全て払いました。
もし滞在中にその口座が底を付いたら即帰国しようと決めていました。
East-Westを知ったきっかけは?
インターネットで色々と留学エージェントを比較検討している時に見つけました。
留学準備で大変だったことはありましたか?
う〜ん。。。特に無いかもしれません。笑
ビザも当時、申請ガイド?のようなサイトを参考にしながら自分で申し込み、2週間程で取れた記憶があります。強いていうなら、カナダで勉強する気だけは満々でしたのであれもこれもと英語テキストをパッキングしていたらとんでもない重さになったこと。結局7〜8冊に絞りましたが、滞在中ほとんど使わないものもいくつかありました。笑
East-Westをご利用いただいた感想をお聞かせください。(渡航前のカウンセリング、現地オフィスでの状況、カウンセラーに対する印象など)
最初から最後まで”パーフェクト”な対応をして頂き本当に感謝しています!
渡航前には大阪オフィスにお世話になりました。当初は3つ程同時にエージェントに問合せをかけていたのですが、East-Westの対応が1番早くてしかも的確!気になっていた複数のESLの資料をすぐに手配して頂き、それぞれの特徴を分かりやすく説明してもらい準備が捗りました。
トロント到着後には、現地オフィスでのオリエンテーションのお陰でスムーズに生活をスタートを出来ました。スタッフ皆さんが温かくフレンドリー、あまりの居心地の良さに滞在中も度々立ち寄らせてもらいましたよね。時間が合えば主催のイベントにも参加させてもらいました。また、Bossのヒロコさんのトロント知識の豊富さには脱帽!美味しいレストランからちょっとした耳寄り情報まで、常にアップデートされていて毎回お話するのが楽しみでした。時には超・超・超プライベートな事まで相談に乗っていただいて、ただの”留学エージェント”といった域はとっくに越えていましたね。笑
学校生活はいかがでしたか?(学校のクラスの人数や国籍、宿題やアクティビティーなどご自由に感想を書いてください)
1校目のGVは、いわゆる中〜大規模校で生徒の数も多く国際色も非常に豊かでした。フランス、スイス、ドイツ、イタリア、スペイン、メキシコ、ベネズエラ、ロシア、トルコ、サウジアラビア、韓国、中国。ざっと振り返っただけでもこれだけ多くの国の人たちと出会い学校生活を共にしました。放課後アクティビティも毎日のように企画されていて、様々な文化や考え方、価値観に触れたりと多くの友達を作るチャンスが非常に多い学校だと思います。先生のキャラクターもバラエティに飛んでいて楽しいです。クラスは10〜15人なので積極的に参加して行かないと発言の機会が少なくなってしまいます。宿題はそこまで多くありませんでした。小一時間程度で終わります。時期にはよってはプレゼンやスピーチがあるので、その準備は通常よりも時間がかかります。
2校目のCanPacific Collegeは渡航当初は通う予定はありませんでしたが、後に行うAdministrative Assistantのインターンシップをきっかけに出会い、そのクラス内容の魅力から入学を決めました。こちらは1校目のGVとは対照的な小規模な学校で、1クラス5人程といったところでしょうか。ただその分、自ずとクラスの中で発言や意見を求められる機会は増えます。先生との距離も近いのでちょっとした質問にも時間を割いて答えてもらえました。レポート課題や毎日の宿題も量・手応えのあるものが多く、ワーホリ(Working Holiday)終盤に差し掛かりガッツリ勉強したかった自分にはピッタリの学校でした。
GVのクラスメート達と
スペイン、ブラジル、メキシコ、ベネズエラ、ロシア、韓国と国際色豊かでした
アルバイト・インターンシップをされた感想はいかがでしょうか?
アルバイト・インターンシップを通じて得た全てが財産で、このワーキングホリデー大きな思い出の1ページです。
英語力の向上を仕事を通じて行いたかった自分にとって、「カナダにいるのにジャパレスでバイトってどうなん?英語伸びるの?」と当時は疑うタイプでした。結論から言うと、全ては自分次第です。もちろん環境も大事ですが、それよりもまずいかに自分からEnglish speakerであるスタッフやお客さんに話かけていく努力をするのか、またもっと上手く出来るように向上心を持ち日々勉強を続けていくことが大事だと感じました。「日本人以外に囲まれて仕事をする」といった事だけでは英語力の向上においては決して十分ではありません。
当時はカナダディアン経営のレストランを含む複数からジョブインタビューの打診をもらっていたのですが、この日本食レストランのが先にあり、訪問した際のお店の雰囲気やマネージャー・スタッフの方の対応、大半のお客さん、又スタッフの約半数がカナディアンということで「ここだ!」と直感で決めました。仕事を通じて仲間や思い出が出来ましたし、今でもその時の直感を信じて本当に良かったと思います。
日本人シェフによるおいしい賄い付きで、”フードシック”にかかることもありませんでした。笑
お給料(時給)は多くの日本食レストランがそうのように最低賃金設定でしたが、カナダには別にチップの習慣があります。こちらのレストランはネットなどにもよく取り上げられる人気店でしたので、忙しい日は多かったですがその分毎日のチップの額は大きかったです。中堅の私でさえもチップを含めて時給に換算すると$20を大きく超える日が多くありました。おかげ様で貯金も増やすことが出来て大変助かりましたね。笑
語学学校でのAdministrative Assistantのインターンシップ、こちらもインターネットの求人を通じて知りました。
周りに日本人がいない中での業務でした。厳密に言うと先生に1人、日本人のバイリンガル講師兼カウンセラーがいましたが期間中は日本語でお話することは1度もありませんでした。受付でのパソコン諸業務、電話・来客対応が主な仕事内容でした。仕事を通じ英語環境下での社内コミュニケーションを学ぶと同時に、「あ、意外とこんな簡単な言い回しでもきちんと内容を伝えれるんだ」といった発見もありました。ただ、電話対応にはよく苦労しました。なかなか相手の用件が掴めないまま、ディレクターに電話を変わってもらう場面もしばしば。。。もっと英語頑張らねば!とその度に思い知らされました。笑
アルバイト先のスタッフ達と
送別会やクリスマスなどのイベントでは仕事終わりに集まって飲みにいくことがありました
トロント生活において何か習慣にしていたことやサークル活動、お稽古事、お気に入りの事柄や場所などがあれば教えてください。
根がインドアなので、サークルや稽古事などには参加すること無く1年を終えました。特に予定の無い休みの日は、部屋で勉強したりゆっくりくつろいだりすることが多かったです。サークルや趣味のコミュニティはトロントに数多くありましたし、何か挑戦してみても良かったかな。。。とも思います。
習慣と言えば、映画と移動時間を使っての英単語の勉強でしょうか。毎週火曜日は映画館でディスカウントがあります。安いところで、たった$5(!)で最新映画が見れるんです。ESLに通っていた当時は毎週のように仲の良かったフランス人のSchoolmateと放課後に観に行ってましたね。字幕はありませんし、もちろんお互い全部を理解出来るほど英語力も無いので映画が終わったあと互いに話し合ってストーリーを完成させていたのはとても良い思い出です。彼がフランスに帰ってからも、仕事の休みが合えば1人でよく観に行ってました。思えば1人映画なんて日本でもしたことありませんでしたね。笑 英単語の勉強は、主に仕事の行き帰りの電車やストリートカーの中で単語帳を使ってしていました。ただこれも一時期、「人前で英語の勉強するのって、自分が英語下手ですって言ってるような感じがして格好悪い?ましてやここカナダだし。。他の日本人にも見られたくない。。」と、今振り返ると本当にくだらない陳腐なプライドが邪魔をして辞めてしまったことがありました。中途半端に英語が上手くなってきた滞在中盤の頃だったでしょうか?そんな時、たまたま電車で隣に座った、おそらくカナディアンの30代ぐらいの男性が1冊の本を読んでいました。それがEnglish speaker向けの日本語のテキストだったんです。日本人の自分からしてみると小学校前半で習うような簡単な内容。ただその時、その人の熱心に打ち込む姿が物凄くカッコ良く感じて、自分の中で何かがハジけました。英語のスピーキングだってそうですが、下手は下手でもその姿をどんどんさらけ出していかないと、いつまで経っても上手くはなりません。別に電車でどのレベルの英語を勉強しようが誰が知ったことか!時間は自分の為に有意義に使おう!と自覚してからは、毎日自分のバックパックには単語帳が入っています。1日数十分の移動時間かも知れませんが、「塵も積もれば山となる」を心から実感しています。
トロント滞在の全体的なご感想をお聞かせください。トロントの良いところは?
ワーキングホリデービザ期限の最終日まで、まるまる1年間トロントでの滞在を楽しみました。日差しは強いですが最高に気持ちが良く、イベント盛り沢山の夏も過ごしましたし、スノーブーツ必須のマイナス20℃近い極寒の冬も経験しました。当初自分の目標にしていた英語力の向上も、これからまだまだ伸ばす余地はありますが実現出来ました。そして何よりも自分の将来への進路を、滞在を通した経験の中で見つけ出すことが出来たのは大きな糧となりました。もちろん、このカナダ生活を通して得たカナダを含む世界各国の友人も自分の大きな財産です。心残りと言えば、街で行われる多種多様なイベントへのボランティアスタッフに、一度ぐらい挑戦してみれば良かったかなということです。
カナダの良いところを教えてください!
自分はトロントにしか滞在したことはありませんが、評判通り非常に多文化で国際色の豊かな街だと実感しました。
様々なバックグラウンド、宗教、言語、肌の色の人たちが同じ電車の車両に居合わせる日常の風景は、日本ではそう経験出来るものではありません。街は清潔な方だと思いますし、人も親切でフレンドリーな人が多い印象です。移民が多いという背景もあってか、拙い英語にも辛抱強く付き合ってくれる人が多く感じました。街を歩けば、様々な国の本場さながらのレストランが軒を連ねます。グルメな人にとっても打って付けの街だと思いますよ。物価が高いとよく言われますが、たしかに外食は日本よりも高くつく傾向があります。自分は節約も兼ねて普段自炊をしていました。食料品はLoblawsや韓国系のPAT、日用雑貨はRexallで良く買い物をしていました。SALEやPB品を狙えば、結構安く買い物が出来ますしオススメです。
逆にトロントの良くないところは?
よく言われる、電車・バス交通機関が突然止まったり遅れたりすることはしばしば。公衆トイレは各駅にはありませんし、それほど綺麗じゃないところも多々あります。お酒、タバコが好きな人にとっては販売時間や、場所の規制があるのもややマイナス要素でしょうか?他にも人によっては「日本の方が良い!」と思うところがあるかもしれません。ですが、そういった”不自由”を楽しむ姿勢も海外生活を送る上では大切だと思いますし、それがその国に”適応する”といったことに繋がるのだとも思います。
どんな所に行きましたか?
ナイアガラの滝では大迫力の絶景を堪能しました。天気も最高で、ツアークルーザーで滝のそばまで近づき大量の水しぶきを浴びたのは最高に気持ち良かったです。
モントリオールへは、例のフランス人のSchoolmateが大学進学の為にフランスから戻って来ていたので会いに行きました。約8ヶ月ぶりの感動の再会。滞在中はずっと家に泊めてくれて、たくさんの美味しいお店や観光スポットを紹介してくれました。フランス語が公用語の州で、同じカナダにいるのにまるでヨーロッパへ来たかのような美しい街並みに感動しました。
念願のニューヨーク旅行はカナダ出国の1週間前、ほんとギリギリで実現しました。日程的にタイトで、定番のスポットをいくつか観光するだけでしたが初めてのアメリカに終始感動。街の人に道を聞いたりお店のスタッフと雑談をしたり、自身の英語で上手くコミュニケーションを取れ旅が出来たことも集大成のような感じがして、非常に嬉しかったです。実現はしませんでしたが、カナダのイエローナイフでのオーロラツアーや、バンフの雄大な自然を満喫、バンクーバーに滞在といったことも少しやってみたい事でした。
初めてのニューヨーク タイムズスクウェア
世界一のダウンタウンに感動
現在の近況や今後の予定を教えてください!
実はいまニュージーランドにいます!
カナダ出発当初は予定もしていなかったワーホリ(Working Holiday)2カ国目、カナダでビザを取得して直接やって来ました。カナダで出会ったバイリンガルとしての道、通訳・翻訳のプロとしての道を目指す為に引き続き英語の勉強と、その為の専門学校へ通う為の学費を稼ぐのにアルバイトをしています。仕事はインターナショナルカレッジでのサポートスタッフとして、主にアジア各国からNZへ留学に来る高校生の為のお手伝いをしています。その多くがこれから北米や他地域の一流大学を目指す子供達で、自分も非常に刺激を受けています。来年の4月まで滞在をし、日本に戻るつもりです。
これからカナダへ来る人にメッセージをおねがいします!
自分のワーキングホリデー(Working Holiday)は本来の「異なった文化の中で休暇を楽しみながら、その間の滞在資金を補うために一定の就労をすること認める査証」という定義からは、かなり英語の勉強や仕事に比重が偏ったものだと思います。後悔はありませんが、ある意味ではワーホリ(Working Holiday)を楽しんだとは言えないのかもしれません。ただもし、自分がこれからカナダへ来る人達にアドバイスをさせてもらうのなら大きくこの3つです。
①気になる、やってみたい物事には一歩踏み出す勇気を持ってまず挑戦してみる
②他の人の”失敗談”を読み漁って、自分への戒めにする
③初志貫徹
特にオススメは②です。笑
人の数だけ色々楽しかったこと・成功体験談はあると思います。そういったキラキラしたものへ期待に胸を膨らませるのもいいですが、同時に出来るだけ多くの失敗談をネットで検索して読んでみて下さい。いかにそれがワンパターンで、多くの人たちが陥りやすいものなのか気が付くはずです。もしあなたが渡航前なら、事前に対策を講じることが出来るかもしれませんし、滞在中なら「あ、これ後から後悔するパターンかも。」と気付く事が出来るかも知れません。笑 実際自分も滞在中にモチベーションが下がった時はよく読んで、「このままじゃこうなる、ヤバイ!」と自分を奮い立たせていました。後は初志貫徹、これに尽きます。1年間という期間の間、気分のアップダウンはあるかと思います。ですが1年なんてぼーっとしていると、あっという間に過ぎて行ってしまいます。ぜひ、渡航前に夢見た目標・やりたい事はすべて実現出来るように日々の行動の中で選択肢を取っていって下さい。カナダ渡航を決めた時の、期待に満ち溢れたあの気持ちを時々思い出してみて下さい。皆さんのカナダ滞在が素晴らしいものになりますように、遠くからですが応援しています!!
モントリオールで親友との再会
もちろん今でも連絡を取り合う仲です
Tetsuyaさん、素敵な体験談をありがとうございました!!
彼のような何にも変えられない人生経験がトロントでアナタを待っています。
アナタも今すぐトロントへ出発、East-Westがお手伝いします。
East-Westカナダ留学センター
https://www.eastwestcanada.jp/
Global Village
http://gvenglish.com/jp/
Can Pacific College
http://www.canpacificcollege.com/
「カナダ留学・ワーキングホリデー(Working Holiday)に興味のある方、ご相談無料ですので
お問い合わせはこちらのフォームよりお気軽にどうぞ!」