トロントでの快適生活のために!日本人が知っておきたい生活習慣の違い

こんにちは、トロントオフィスです。
トロントは比較的便利で安全で日本人にとって暮らしやすい都市ですが、生活習慣の違いを理解しておくともっと快適に暮らせると思います。
今回はトロントと日本の生活習慣の違いについてまとめました。
こんなに払うの!?税金とチップ
主にレストラン、カフェ、ホテル、タクシー、美容院、ネイルサロン等を利用した時にはチップを支払います。
例えばレストランで食事をするとHSTという消費税のような税金が13%、チップが大体15〜20%かかるので、メニューに記載されている金額よりも3割程度上乗せされた金額を最終的に支払うことになります。
日本ではチップの習慣がないので戸惑ったり理不尽に思えることもありますが、マナーとして常識として支払うようにしましょう。
チップに関するよくある疑問を解決!
「チップは何パーセント支払えばいいの?」
一般的なお店なら15%〜18%が相場です。
更に高級なレストラン等では20%以上は支払うべきでしょう。
高級なホテルに宿泊するとポーターが荷物を運んでくれるので荷物一つにつき2ドル程度現金で手渡します。
「チップはいつ支払えばいいの?」
お会計の時に支払います。
大抵、クレジットカードの決済端末にチップのパーセンテージの選択肢(15%, 18%, 20%等)が表示されるのでそこから選択します。もしそれ以外で支払いたい場合は”Custom”を選択し、任意の金額を入力します。
「別に特別なサービスを受けてないからチップを支払わなくてもいい?」
ただ単にサーバーがラーメン一杯、コーヒー一杯をテーブルに運んだだけ、であってもチップを支払います。
クレームをいれるレベルでひどいサービスを受けた場合だけ支払わなくてもよい、と思っておいたほうがよいかもしれません。
また、大人数のグループでレストランに行くと自動的にチップがチャージされることもあります。
「リーズナブルなレストランならチップはいらない?」
テーブルにスタッフがサーブしてくれるお店ではカジュアルでリーズナブルなお店だったとしてもチップを支払います。
ファストフード、フードコートなどセルフサービスであればチップを支払う必要はありません。
また持ち帰りの場合もチップは不要です。
「スタッフが日本人ならチップはいらない?」
日系のレストランや美容院で日本人からサービスを受ける場合でもチップは必要です。
お店の人に挨拶しよう

カナダだけではありませんが、北米や欧州ではお店に入る時には店員さんに一言挨拶する習慣があります。
挨拶をしたから何か買わなければいけないということはないので、ウィンドウショッピングであっても安心して挨拶しましょう。
挨拶は”Hello” “Hi”など友達にするようなカジュアルな挨拶で問題ありません。
お店のスタッフから”How are you?” ”How’s it going?”と挨拶されたら最低でも”Good”など返事をしましょう。
お店を出るときにも無言で立ち去ると不気味なので”Thank you”など何か一声かけたほうが良いです。
混雑した電車やバスでは周りの人に声をかけよう
東京など日本の大都市に比べればトロントの交通機関(バス、ストリートカー、電車)はすいていますが、それでも混雑することはあります。
混雑した電車で降りたい時は、黙って人を押したりせず “Excuse me” “Pardon me” “Coming through” など声をかけましょう。
路上飲み、公園飲みはできない…でもマリファナは!?
トロントでは自宅やバー、レストラン以外の場所で飲酒することはできません。
つまり路上飲み、公園飲みはできず、桜の名所High Parkであっても日本のようなスタイルでお花見をすることもできません。
ワインなどのボトルを袋に入れずにむきだしで持ち歩くのも禁止されています。
お酒を購入したり、バーに行く時もID提示を求められることがあります。
(だからといっていつもパスポートを持ち歩くのは危険なので、身分証明書として使えるPhoto IDの作成をおすすめします。)
https://www.eastwestcanada.jp/blog/archives/19050
お酒に関してはカナダは日本よりも厳しいと考えたほうが良いです。
対照的に、マリファナ(大麻)所持は日本では当然違法ですが、カナダでは合法です。
マリファナを売っているお店もあれば道を歩いているとマリファナの匂いが漂ってくることもあります。
但し、日本人がカナダでマリファナを所持、購入した場合でも日本での法律が適用され処罰の対象となることがあります。
もし誰かから使用をすすめられたとしても断ることは無礼ではないし、格好悪いことでもありません。
合法だから、周りの人がやっているからといって安易に手を出さないことが重要です。
人の見た目をあれこれ言わない

トロントの冬は寒くて厚着をする人が多いですが、夏は暑くなるので服装も一気に開放的になります。
たくさんの女性がショートレギンスにショートブラトップだけで出歩いています。露出度が高くてびっくりしたとしても、もしくは素敵だなと思ったとしても、絶対にじろじろ見たりするのはやめましょう。
大柄な人もそんな服装をしますが、完全に個人の自由です。こそこそ見たり、ましてや笑ったりするのは論外です。
また、肌の色が白い、目が大きい、鼻が高い、顔が小さい、など褒めてるつもりでも人の外見に言及するのは失礼にあたるのでやめましょう。
日本語でも話す内容には気をつけよう
日本人でなくても日本語がわかる人はいます。
どうせ誰もわからないからと油断せず、公共の場所で話す内容には気をつけましょう。
以上、日本とカナダの生活習慣やマナーの違いをまとめました。
みなさんのトロント生活がもっとスムーズに楽しくなりますように!