カナダにワーキングホリデーでこられる人の語学学校への通学期間についての考察
こんにちはトロントオフィスです。
本日はタイトルにもあるように少し変わった切り口から、ブログをお届けいたします。
テーマは「カナダにワーキングホリデーでこられる人の語学学校への通学期間についての考察」です。
筆者の見解
ワーキングホリデーでカナダにきた人が語学学校にどの程度の期間通われるべきかについては人によって意見が分かれるところですが、先に私の見解を申しますとこの質問に対する私のアンサーは「英語を学ぶ目的と今の英語力によって異なってくる」です。
ワーキングホリデーでカナダにこられる人が英語を学ぶ目的というは大多数の人がカナダ現地での就労のためという回答になると思いますので、働くのに必要な英語力というのは職業によっても大きく変わってくるといった細かいことは一旦置いといて、ワーキングホリデーでこられる方の英語を学ぶ目的についてはほぼほぼ共通という前提です。
どちらかというと大事なのは「じゃあ今のあなたの英語力は?」という点です。これは、ワーキングホリデーでカナダにくる以前にどこかしらの英語圏の国で長期間留学をした経験があって、ある程度英語は流暢に喋れますというAさんと、スピーキングやライティングはあまり自信がないけれど大学の受験勉強やTOEICの勉強を通じてTOEICを受験したら600点もしくは700点程度はとれますというBさんと、中学英語の文法ですら正直怪しいですというCさんが語学学校に通うべき期間というのは大きく異なってくるという意味です。
Aさんの場合ですと恐らく語学学校には通われなくても何の問題も無いでしょう。もし日本では英語をあまり使っておらず、少し英語力がなまっている感覚があって時間とお金に余裕があればリハビリがてら1ヶ月程度語学学校に通われても良いかもしれません。
Bさんについてはスピーキングやライティングは苦手なだけで大学受験の勉強やTOEICといった資格試験の勉強をしたことで英語の基礎は充分に備わっているしリスニングやリーティングは問題ない、そんな状態です。こういったBさんみたいな人は語学学校へは2ヶ月もしくは3ヶ月くらい通われると良いと思います。またBさんみたいな人でワーキングホリデーでカナダにきてCollegeやUniversityへ通う予定はありませんという人はアカデミックな内容を学べるコースより、スピーキングを重点的に強化してくれるようなコースに入学されると良いかもしれません。
さて、問題はCさんです。留学業界で働いているとわかるのですが、実はワーキングホリデーでカナダにきている人の中で一番多いケースはCさんみたいなタイプの人です。これは私見ですが、Cさんみたいなタイプの人は理想は半年、最低でも3ヶ月以上は語学学校に通うべきだと考えています。と言いますのも、Cさんは英語の基礎すら怪しい状態ですので同じ喋れないでもBさんとはそもそもスタートラインが全く違うという状態です。ですので、もちろん流暢に英語が喋れるまでにかかる時間というのもBさんとは大きく異なるからです。また、ワーキングホリデーでカナダにきている人の大半の目的はカナダでの就労ですが、カナダの企業の雇用主も仕事で使えるレベルの最低限の英語ができない人を雇うことはしないというのも理由です。特にワーキングホリデーでこられる人に人気のカフェやレストランのサーバーみたいな人と接する機会の多い仕事は尚更です。
衝撃的だったこと
Cさんみたいな人ももちろん悲観する必要はなく現状の英語力はほとんどありませんというのでしたら、じゃあカナダで英語力を鍛えましょうというだけなのですが、留学業界で働いていて個人的に衝撃的だったのはCさんみたいなタイプの人で語学学校には一切通いませんという人をたまにくらいの頻度で見かけるという点です。
こういった人達に対して思うのはとにかく勿体無いということです。カナダのワーキングホリデービザは人生で一度しか取得できないですし、それに英語ができない状態でカナダに滞在をしてもカナダを100%楽しみきれないと思いますし、カナダでできる仕事もかなり限られてきますし、それから日本に戻ってもカナダでワーキングホリデーをしていたことが将来の自分にとっての大きな財産にもなりにくくなってしまうように思うからです。前者についてはやはり英語でのコミュニケーションがちゃんとできて日本人以外とも意思疎通がちゃんとできている方が色々と楽しいに決まっていますし、仕事は人とほとんど接さない仕事しか就けないですし、後者については本来はカナダでのワーキングホリデーを通じて養うべきはずだった英語力が身につかなかったことで、日本に帰っても結局はカナダでのワーキングホリデーが自分のキャリアにとって何の役にも立たなかったという状態です。また語学学校は単に英語を学ぶ場というだけではなく、友達や人脈を作る場所という意味合いもかなり強いです。カナダは日本よりコネがかなり重要になってきますので、語学学校はコネクション作りの貴重な場所であるという点も忘れてはいけない大切なポイントです。
Cさんみたいなタイプの人で語学学校へは一切通いませんという人は本人なりの様々な事情があるのかもしれませんが、もし予算的な理由がメインで語学学校へは通いませんということでしたら個人的にはそもそもの計画を少し考え直されることをオススメしたいです。留学業界で働いているとわかりますが、予算がかなり厳しく少しの余裕もありませんという状態でカナダにワーキングホリデーにこられようとしている人を多く見かけます。Cさんのような人で予算が厳しいことを理由に語学学校へは通学されない選択をしてまでカナダにワーキングホリデーでくるくらいでしたら、私的にはもう少し日本で働いて語学学校分へのお金を貯められてそして日本にいる時に英語の基礎を少しでも勉強されてからカナダにワーキングホリデーされにくるように計画を少しだけ修正されたほうが余程良いと思います。また予算の制約から語学学校へは通学しないという選択をしてまでワーキングホリデーでカナダにこられようとされている方にオススメしたいのは、プロモーション(キャンペーンのこと)を利用して語学学校へ入学の申し込みをされることです。これは1年間の内、語学学校が何回かプロモーションということで授業料が正規料金から10%〜40%オフで入学の申し込みができるというタイミングです。語学学校が提供するプロモーションはすごい時だと授業料が正規料金から30%や40%オフで通学できるので、このプロモーションを活用するのは個人的にとてもオススメです。
ちなみにカナダのワーキングホリデーは1年間しかないのに語学学校への通学に数ヶ月費やすのは勿体無いと思われているそこのアナタ、語学学校へは観光ビザもしくは学生ビザを使って通学し、語学学校の通学期間終了後にワーキングホリデービザに切り替えられれば1年間無駄なくフルにワーキングホリデービザを使えるというワザもありますよ。
まとめ
いかがでしょうか?
本日は「カナダにワーキングホリデーでこられる人の語学学校への通学期間についての考察」というテーマでお届けしましたが、私からお伝えしたかった成功するためのワーキングホリデーで一番大事なのはとにかく何事も計画的に進めることの大切さです。
ワーキングホリデーに限らず何事もそうですが計画的にものごとを進められれば大抵のことは成功するとまでは言いませんが、少なくとも大失敗のような事態になる可能性は大幅に下がると思います。様々なところから色々な情報を集めて計画的にものごとを進めることこそが、アナタが思い描くような理想的な状況への近道だと私は思います。