カナダの就労ビザ:ポストグラデュエーションワークパーミットとは?
こんにちは、トロントオフィスです。
今回はカナダの就労ビザの一つであるポストグラデュエーションワークパーミットについて、ポイントを簡単にご紹介します。
概要
カナダではカナダ国籍もしくは永住権を持っていない人が働くためには働くため用のビザを持っている必要があります。働くため用のビザにはいくつか種類があり、Co-opビザ、ワーキングホリデービザ、LMIA等ありますが、ポストグラデュエーションワークパーミットもこの働くため用のビザに該当します。
なおポストグラデュエーションワークパーミットは通称PGWP(Post Graduation Work Permit)とも呼ばれており、当記事ではポストグラデュエーションワークパーミットのことを略称のPGWPと表記いたします。
ポイント1: PGWPは最長3年間の就労ビザ
まず大前提としてPGWPは公立college(と一部の私立college)もしくはUniversityの本科プログラムを卒業した人のみが取得する権利を有します。そしてPGWPは卒業した本科プログラムの期間の長さに応じて、PGWPの期間の長さも変わります。
プログラムの期間が2年未満だった場合は、プログラムの期間と同じ長さだけのPGWPをプログラム卒業後に取得する権利が発生し、プログラムの期間が2年以上だった場合は3年間のPGWPを取得する権利がプログラム卒業後に発生します。
ポイント2: PGWPは雇用主を選ばない
PGWPはフリーの就労ビザですので、例えば特定の雇用主の下でしか働けないといった制約はなく、政府の仕事といった一部の特殊な仕事を除いて基本的にはどこででも働くことができます。
ポイント3: PGWPはポジションを選ばない
例えば、Co-opビザだとCo-opポジションでしか働けないのに対して、PGWPを利用すれば基本はどのポジションででも働くことが可能です。
ポイント4: PGWPを利用して就労していた期間は永住権を申請するときにカナダ内で働いていた期間として換算される
カナダで永住権を取得する方法は様々ありますが、一部の永住権カテゴリーではカナダ内である一定期間働いていたことが永住権を申請する要件とされており、PGWPを利用して働いていた期間はその期間として換算されます。
ポイント5: PGWPは期間内であれば何回でも仕事を変えられる
カナダの企業は日本の企業と違い、割とあっさり従業員をクビにします。もし、クビになってもPGWPの期間内に次の就職先を見つけることができれば再び合法的にカナダで就労することが可能です。
ポイント6: PGWPを取得できるのは人生で一度だけ
PGWPを取得できるのは人生で一度だけで、これはワーキングホリデービザと同様です。従って、もしPGWPを取得するなら3年間のPGWPを狙った方が良いでしょう。
まとめ
PGWPは他の就労ビザにありがちな面倒な制約がほぼ無い上に、PGWPを利用すればカナダで最長3年間という長期の間働くという経験ができます。また、PGWPは場合により永住権取得にも繋げることが可能です。
弊社ではプログラム卒業後にPGWPが取得できる公立カレッジ留学も案内しておりますので、ご興味のある方は是非弊社までお問い合わせください。