蟹釣りに行こう (準備編)

こんにちは！
VancouverのAkaneです。

本日は題名の通り、蟹釣り＝Crab fishingに行ってきましたので報告です。

蟹釣り？？

蟹釣りと聞くと、船の上からエサでも投げて糸で引くのかなーとか、
漁専用の大きな網を投げて一気に引くのかなー結構大がかりな漁じゃないの？と思いますが、
実はバンクーバー付近では船なんか出さなくても、
大きな網なんかなくても、気軽に蟹釣りできちゃうんです！

気軽にできる、といっても、
誰でもどこでもどんな蟹でも取って良い訳ではないので注意です
誤った方法で釣りをしてしまうと、罰せられますので、蟹を釣りに行く前にはまずベーシック知識をつけて、
情報を得てからいきましょう

というわけで今回は蟹釣りに行くための準備に関して、
用意するものや知っておく必要のある情報について簡単に説明します。
(詳しい決まりなどはご自身でしっかり調べてから行うようにしてください)

まず、蟹釣りのできる場所に関して
船で漁や釣りに出かけるわけではない、と最初に話しましたが、
一般人が釣りができるのが、指定された場所のドックからが一般的です。
ドックというのは、私用( プライベート）の小さな船やボートが一時的に止まるような船の停留所、桟橋のような場所のことです。
ただ、どのドックからもしていいわけではなく、
バンクーバー周辺（BC州）でも、釣りをしていい地域とそうでない地域がありますので、
まずは確認をしてください。

https://www.pac.dfo-mpo.gc.ca/fm-gp/rec/index-eng.html#location

ちなみにバンクーバーを含む近郊エリアはArea 28に指定されており、
エリアのさらに詳しい情報はこちら
https://www.pac.dfo-mpo.gc.ca/fm-gp/rec/tidal-maree/a-s28-eng.html

地図を見ると、釣りしていいのかダメなのか、微妙なラインなどもあるので、
しーっかりチェックしましょう。

次に釣りをするエリアを確認したら必要なものを買い揃えましょう！
まず、蟹釣りにはどのような道具を使うのか、、、というと。

こんな感じの網を使います。

丸型の網で、ひもを引くと半分に折れて、蟹を挟むことができる、というもの。
網自体も荒く編んでるし、超簡単にできているこの仕掛け
日本では今までに見たことないんですが、こんな網で採れるんです！
（ちなみにCanadian Tireなどのホームセンターで$20以下で買えます。）
この網を思いっきり遠くに投げて沈めて釣りに使います

また、この罠網だけでは取れないので、その他用意するものがあります！

蟹さんもバカではないので、食べ物無しには寄ってきません。笑
ベイトといってエサになるものも用意します。

何をエサに使うかというと。。。

鳥の背骨！

まあ実際背骨でなくてもいいのですが、
鶏の骨、肉がまだ残っているものを使用するのが一般的です。
鶏モモや羽部分を使う人もいます。
料理用に肉をはぎ取った肉の残った骨などでOK!
魚等をエサにする人もいますが、
蟹が引っかかった後にしばらく食にありつくのに時間がかかるもの（肉を骨からはぎ取るなど）の方がいいです。
魚だと取られて終わりだったり形が崩れやすいのでいちいちエサの入れ直しが必要になりますからね。
ちなみに私が購入した鳥の背骨はT&Tで6つとか入って$3以下。。

また、蟹をとれた際にサイズを測るための蟹定規（笑）

そう、蟹を取ったら持ち帰ってよいサイズが決められています。
サイズ以下の蟹や、雌の蟹を持ち帰ることは禁止されています。
カナダでOKのサイズ、アメリカでOKのサイズ、そして蟹の種類によってもサイズが異なるので、
蟹定規は絶対に必要！(これはだいたい$10以下で販売されています。)

そして蟹を取ることができた際には。。。

持ち帰る為のバケツが必要です！

車(またはバス)で釣り場所まで行くことになると思うので、
移動中も水がこぼれず蟹も逃げない蓋つきのものを購入するといいでしょう。
私が使用したのはホームブリュー用に購入した水23L用かなんかのバケツです。笑
蓋がついてて、大きめの蟹が入るものであれば何のバケツでもいいと思います。

さて必要なものがそろったら絶対忘れてはいけないのが、
免許(ライセンス)です。
蟹釣りは免許無しには絶対することができません。
免許無しで違法で釣りをしていると3000ドル以上の罰金が課せられます。

「免許」と聞くと、
どこか釣りの教習所にでもいってどうやって釣りをするのか習ってーといったイメージがありますが、
所詮網釣り。。。そんな学校に行く必要はありません！笑

釣りに行く当日にオンラインで加入を済ませておきましょう。

こちらで料金の確認が可能です(2020年7月現在の料金)
https://www.pac.dfo-mpo.gc.ca/fm-gp/rec/licence-permis/application-eng.html

一日券はなんと$5.37(+税）と以外と安いです。(ちなみに私はやる気満々でアニュアル＝1年間のライセンスを買いました。だって$21.46ですよ？笑)
(ただし、こちらはBC州に住所がある人の値段ですので、BC州に住所の無い方は右側の料金となります。)
釣りを始める前までにオンラインで必要情報を記載して(ちょっとめんどくさいけど)、ライセンス取得をしてください。
また、釣りをした後に結果報告アンケートをするように、という依頼がランダムに選択され、依頼される人もいます。(私も来ました)
依頼が来た場合、無視ができず、必ず釣り後の結果報告(取れても取れなくても、逃がしてもキープしても)する義務があります。
報告しない場合はライセンスの没収や罰金が発生しますので、
登録するメールアドレスは必ず随時確認できるものにしてください。

BC周辺地域の自然、そして生き物を守るためデータ収集には必ず協力を！

いかがでしたか？
準備編をしっかり読んで理解したらいよいよ蟹釣りへレッツゴ―――！！！

次回のブログでは蟹釣りの様子をご報告したいと思います。
お楽しみに～！

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