ハイキングレポート High Falls Creek
今年も帰ってきましたハイキングレポーターのAkaneです!
自粛している間にすっかりバンクーバーの冬、春が過ぎ、いつの間にやら夏になっていました。
今年はハイキングも難しいかなーなんて思っていましたが、
BC州は幸いなことにコロナの新感染者数も落ち着いてきて、
5月15日より一部パークでハイキング等の日帰り使用がOKになったことから私もちらほらハイキングに出かけはじめています。
現在空いている公園はこちらのサイトで確認できます。
http://bcparks.ca/covid-19/parks-affected
*BC州の公園と定められていない場所もありますので、
その場合は上記のリストに載っていないこともあります。
実際私が行く公園の多くが掲載されていない。汗
多分もともとあまり知らない人が多いので人も集まらないだろう、ということで規制もない、という場所もあると思います。
ハイキングが解禁になったとは言え、やはり人込みは避けたいので、
あまり知られてないハイキング場所へ今回は行ってきました。
その名も High Falls Creek です。
スクオミッシュから先住民の土地エリア奥に入っていったところにある隠れハイキングスポットで、
駐車場も公園駐車場、と用意されているわけではなく、森の脇のスペースに路駐です。
(公園駐車場というものはナシ!笑)
簡単なトレイル情報はいつも通りVancouver Trailから
スタートはいきなり、
えーここから入るの?本当にここから?っていう入り口を入っていきます。
結構いきなりガタガタな道に入ります。
今回はいろいろな道(地形)が混ざった興味深い(?のか?)ハイキングコースでした。
その理由はこのブログを読みながら写真を見ていると分かってくると思います。
実は、私としたことが、
今回は事前にどんなハイキングコースはどれくらい時間のかかるハイキングコースか、というを全く調査していかなかったんですよね。上にあるVancouver Trailの情報も帰ってきてから調べた情報。。。
いつもはだいたいどれくらいかかるか、というのやレベル(簡単、普通、難しいなど)をチェックしていくんですが、
一緒に行ったお方が「君なら大丈夫だよー、あ、〇〇のハイキングコースよりは簡単だよ」程度しか確認せずに歩きだしました。
どれくらい自分は歩く予定か、どのようなハイキングコースを通ることになるのかなど、
心の準備ができなかったため、歩いている最中いつもよりも長く、そして辛く感じるハイキングでしたね。汗
また、実際歩き出すと結構危ないコースもあるので、
靴もちゃんとしたハイキングシューズが必要ですし、
服装なども一応全身カバーできるものが理想だなーと思いました。
歩き出して30分ぐらいで、普通ならハイキング中盤から後半に出てくるようなロープ道が出現してきて、
結構な崖を登らなければなりません。
写真だと伝わりづらいのですが、結構90度に近い崖です。
最初からこんなかよー、まじかよーと思いながら進んでいくと、
次は、一見歩きやすそうな道に見えますが、
実はその右側(上の写真だと向かって左側)は崖。。。落ちたら滝の流れに巻き沿いにされあの世行き決定な見た目。
きえええええええええ・・・
綺麗なんだけどよそ見して歩けないですし、
道も細めです。。。。
そしてその左側の崖をまた登らないといけません。汗
場所的に全体像を写すことが難しかったのですが、
↑の写真の左側が昇る側、そして右側の移ってない場所すぐよこがその前に出した崖(滝)
捕まるロープもワイヤーがところどころ出ていて手袋が無いと痛いです。汗
なのでグローブも用意しておいた方がいいでしょう。
安全に足をかけられる場所がなく不安です(谷に落ちてしまうんじゃないかという不安)。
進みながら自分達の通っているコースは本当にハイキングコースとして認められてるのか、と疑いました。汗
カナダ(日本もそうなのかな?)のハイキングスポットは途中道に迷わないように、
オレンジなどの蛍光ひし形スティッカーが目印になって道しるべしてくれます。
↑見えますかね???
こんな感じで印が出ていますので、
それを探してついていきます。
なので、印があるということは、、、道があっているということ。(本当かよー←まだ信じていない笑)
1時間ほどいくと、
道が開けてきて景色が見えます
「綺麗だね~どこで休憩する~?」なんて一緒に行った方に話しかけると、
どうやら、ここで終わりじゃないよ、とのこと
私の中ではもうこの景色で十分ですが。。。
まだ上るとのことなのでここで少し休憩をしてまだまだ進みます。
この先さらに進んでいくと、最初に書いたように、
「興味深いハイキングコース」とのことで、険しい道、そして歩きやすいトレイルが交互で出現します。
でもしいて言うならこのコースは崖道が多かったように思います。
崖と草が生い茂るブッシュを抜け、
木の下もくぐり
↑ちなみに丸太の枝に結びつけられたピンクのリボンも道しるべサインの一つです。
途中休憩がてら緩やかな道を進み
2時間半ほどたったころ(そう、もう3時間近く歩き続けている)、
まだまだ行くのかと、一緒に行ったお方に尋ねたところ、
「うーーんもう少しだと思う」とのこと。
。。。もう少しってどれくらいだよ、もう疲れたよ。ぼそり。
「そっか、ここまで来たんだ、
この先には綺麗な景色が待っているのだろう!」と自分を励ましさらに進みました。
次に出てきたのは岩道。。。
この岩道をまた登ること40分。。。
岩道には目印になるような木が生えていないので、
森内で見られるオレンジスティッカーがありません。
結構一つ一つの岩が大きく、前にむ人の姿もすぐに影になって見えなくなってしまいますので不安になるこの岩道…
では何を目印に進むかというと。。。
ちょっとわかりづらいかな?
石が積み重ねされているんですが分かりますか?
場所によっては積み重ねられているところに木のスティックが立てられています。
石積みの崖道ではこの方法で道しるべがされています。
最初はなかなか見つけられない(道全体が石積みされているせいで)ですが、
慣れるとすぐどれだかわかるようになります!
皆さんもハイキング行ったときに石積みの道で道しるべを失ったら落ち着いて石を重ねているサインを探してみてください!
さて、やっと岩道ももう終わりだよー、
もうこれで最後だよーとついたところは。。。
ん???
え?????
ちょっ頂上
そう、びっくりこのハイキング、マウンテンバイクやATVで走るようの道路に突然出てきて終了します。チーン
上の写真内、道路の横に石が積まれていますが、この場所にいきなり出てきます。
しかもハイキングをしていると本当に突然ここに放り出された感じに出てきます。
なんというんだろう、どらえもんのどこでもドアでドアを開けたら誤った所に放り出された感じです。
最後のステップを踏むまでは全く先が道路ってことが見えない(斜度があるところを登っているのと、
直前まで周りの視界は岩)
やってみないと私の言っている事が伝わりづらいとは思いますが。汗
なんでこんな辛い思いをして登った先は、
壮大な景色どころか、ここに?っていう場所(道路直面したとこ)にいきなり出るんだろう。
なんかすごい疲れがどっと出ました、この最後を見たときは。。。
もう茫然ってやつです。
ただ、一緒に行った方によると、
あと3時間ぐらい登るのがOKであれば上級者向けハイキングで山のてっぺんのてっぺん(現在ユキが積もっているような場所)に行けて景色が見えるそうです。
私たちは曇りとされている日、そしてまだ雪が残っている時期のハイキングだったので、
本日はここで終了。というかあと3時間も急なコースを登るのは体力的に無理ですが…
しかしここに来るまでもなかなかのハイキングコースで私は疲れました
帰りはというと、来た道を戻ることもできるのですが、
下るには危険が伴う道が多いため、
この車両とシェアの道を約8Km下って駐車した場所に戻ります。
これがまた結構な砂利道下りで膝にくる。。。
でも下りだしてすぐに綺麗な景色も見渡すことができるので、それでリフレッシュもできます
↑この写真に見える川と同じ高さの場所からスタートしてここまで上がってきた、と思うと自分をほめてあげたい。苦笑
しばらくハイキングしていなかったのに、
全部で15キロぐらい、約5時間半かけてこの日は歩いちゃいました。汗
正直私の中では今回のハイキングは5つ星中3つ星ぐらいだったかな。
私の理想ではこれだけの距離、登りをした後には壮大な景色がフィナーレを飾ってほしい!というのがありますね。
ただ、運動量と、自然、森を歩くことが好き、という方には十分楽しめると思いますよ。
ちょっと危ない箇所もありますが。。。
ハイキングはやはり
・事前に調査
・ギア(シューズ、手袋、帽子、ジャケット)はいつも持っていく
・スナックと水は十分なくらい持っていく
のが大事だなーと再確認させられる日でした。
私の場合いつもこの3点はしっかりする方なのですが、
今回は事前調査がちょっと甘かったため、必要以上にエナジーを使って、
体力と気力の準備ができて無かったなーと思います。
やっぱり覚悟と準備があるだけでどれだけ気持ちよくハイキングができて終われるか大きく変わってくるので、
皆さんもプランニングと十分なギアとスナックはどんなハイキングに行くときも必ずするようにしてくださいね♪
今回ご紹介したハイキング場所は車がないとなかなか行けないのと、
出発が早くないと路駐スポットが無くなるので、
バンクーバーを朝7時には出て9時前にはスタートすることをお勧めします。
(といっても私達がハイキングしている時、誰一人としてすれ違いしませんでした。
下に降りてきたときに止まっていた車は私ども以外に4台。。。マイナーなスポットなので混んだりはしないかもです)
すでにスクオミッシュ周辺のメインどころは行きつくしてしまった方や、
人が多いところは避けたい、という方は是非一度行ってみて下さいね!