カナダの小切手を活用しよう♪
日本だとあまり(というか一般生活しててほとんど?)馴染みのない小切手の存在ですが、
実はカナダでの生活では結構使います!
まずお給料の支払いが小切手でされる企業も多いですし(ちなみに私達のお給料も小切手)、
家賃の支払いも小切手、
学費の支払いも小切手、
保証金なども小切手、
クレジットカードの扱いのない店舗やクレジットカードの取り扱いはあるけど使用手数料が発生してしまう店舗や、
郵送で支払いをする場合(国に何かお金を収めたりするときも小切手が使われます。)などなど、
カナダでは様々な場所で小切手(チェック)が大活躍します!
学生さんの場合、
受け取るのはお給料の支払いの時が多いでしょうし、
支払う際は学費や家賃の支払いが多いのではないでしょうか?
弊社で口座開設先として紹介しているTD Canada Trust銀行でも、
口座開設の時に数枚最初小切手をくれますよね!
でも留学生の皆さんの中には実は小切手の使い方や、特に書き方がわからない方って結構いらっしゃるんではないですか?
銀行でもらったこの紙何ー?とか、どこに何を書けばいいかわからないから結局手数料かかるけどクレジットカード、
現金を下ろしたーなど。
今回はそんな方々に小切手の書き方を教えちゃいます~!
まず小切手(カナダでいうチェックChequeまたはCheck)とはどんな見た目かというと...
こんな感じでございます!
まあご利用いただいている銀行やチェックの種類によって見た目は多少異なります・・・。
通常は↑のように二つのパート(左、右)にわかれています。
どや!!!
①~⑧まで、さらに※マークもありますよ~!(だから何ってわけではありませぬ。)
分かりやすく番号別にご案内しますね!
さて、
さて、まずは①~③まで
① ここにはチェックの差出人、発行人(私であれば私の情報)をかきます。
もちろんながら全て英語。
名前(ローマ字:下の名前、苗字の順で書きます。)
住所(←銀行に届け出している住所を書くこと!たまに口座開設後に引っ越ししているのに届け出をしないまま新しい住所を書いてしまう人も)
上のチェックのようにどこに何を書くか指示がある場合はその通りに記載しましょう。
②支払い先(人)の名前、ここでは支払い先がTAKESHI EASTWEST(人の名前...でもないけど...笑)になっていますが、
例えば学費を支払うときは支払先の会社名を記載します。
一般公開企業名と会社登録名が異なる企業が多いです。例えばセブンイレブンも会社の正式名所はSeven-Eleven Japan Co.,Ltdだったり、
ここの名前を間違えてしまうと支払先の人や企業がお金を会社に入れる(デポジット)ことができなくなります。
ここを確認しないで書いてしまうと本当大変なことに!
相手の名前やスペルもちゃんと正しく書いているかちゃんと支払う前に確認しましょうね。
③こちらは少しトリッキー!
カナダに住む私もいまだにこの欄がどうしてあるのかなぞ...
こちらには支払う額をスペルアウト(実際に英語で書き出し)して記載します。ただし、小数点以下は書き出しません。
ちなみに上の例では$1526を書き出しして(One thousand Five hundred and sixty two)
最後に横線「-------」があるのは、
受取人が数字を足せないように。
隙間があると数字を足せてしまうので大きな額の時で、右端に隙間が多くあく場合は必ずその横にある100の手前まで線を引くようにしましょう。
つづいてこちら。
④こちらにはチェックを書いた日付を書きます。
ワンポイント:家賃などを小切手で1年分(12か月分)一気に渡すことがありますよね。
その時は一度に全ての小切手のデポジットができないように、
デポジットが可能な日付(未来の日付)を記載します。
全て小切手を書いた日(渡した日)を書いてしまうと、
先に全額が銀行から落とされてしまい大変なことに(トラブルがあった場合の返金問題も出てきます。)。
ですので、家賃の時は2018-01-01、2018-02-01、2018-03-01、2018-04-01。。。といったように、
記載日以降から入金が可能となるように日付を調整して書くようにしましょう。
⑤こちらには③で書いたときの数字を今度は数字で書きます。こちらには小数点以下も記載します。
ただし、小数点以下の数字は分かりやすく小さく記載したり、少し上目に書いておくとGood
⑥100の上の線上に③でスペルアウトした際に記載しなかった小数点以下の数字のみを記載します。(数字で)
⑦ここには「支払い目的」や「メモ」を書きます。例えば例のようにMonthly rent (家賃)といったように、
支払先の相手や銀行でも簡単な情報がわかるように書きます。
⑧こちらPERの横には支払者の銀行に届けているサイン(署名)を書きます。
同じサインでなければ受取人はデポジットできないですし、
必ず小切手を発行している本人のサインである必要があります。
上の例のように、サインをするところが二つあるときがありますが、
特に多いのは企業の場合、代表二名のサインが必要なこともあります。
そのような場合は二か所に二名の署名を記載するようにしましょう。
皆さんが通常銀行からもらう小切手に関してはサインの場所は一か所です。
※こちらは実は支払いにはあまり関係ない部分になり、
「支払者の控え」になるので、
支払者が「いくら」を「いつ」「だれに」支払ったかわかるようにメモとして使用します。
時々銀行からもチェック番号○○をデポジットしてくれと依頼があったが、
そのようなチェックを支払った覚えがあるか、などとと確認の電話がある場合もありますので、
控えは自分でしっかり保管しておきましょうね。
完成すると見た目はこんな感じです~!支払時は右側だけを切り取って渡すようにしてくださいね。
小切手は受け取るだけでは現金としてそのまま使用できないので、
必ずご利用に銀行の窓口(またはATMなどでも入金可能)で入金するようにしてくださいね。
利用銀行の種類が小切手の発行者と異なる場合は、
デポジットしてから実際に利用(引き落としは支払い)できるのに数日~数週間かかることもあります。
小切手で入金したお金が必要な場合は時間に余裕をもってデポジットしましょう。
カナダで銀行口座がない場合にお給料などで小切手を受け取ってしまった場合、
その小切手をもって銀行口座を開設するのが一番今後の為に便利で良い方法ですが、
例えば口座を閉じてしまった帰国前や、短期的な滞在の場合で口座自体を開いていない場合、
小切手を書いた相手が利用している発行元の銀行(上で言えばTD)にいくことで、
その銀行で決められた一日(一回)の上限以下であれば現金化も可能です。
それが難しい場合はMoney Martなどの別の金融機関(手数料が発生します)を利用して現金化を行います。
その際は必ず身分証明書(パスポートなど)を持参してくださいね。
小切手は授業料の支払いや家賃などで大きなお金を一度に支払う必要がある際にとても便利です。
銀行から現金を引き出して大金を持ち歩くのはいつでも安全なことではありません。
そんなときに紙一枚を持ち、
必要な時にその場で記載することで安全にお金を持ち運ぶことのできる便利なツールです!
(本人のサインが無ければデポジットや現金化できず、原本をしてみなされないので、そういった意味でも紙を持ち運ぶだけで危険が発生しずらい、というのも〇)
是非皆さんも活用してみてくださいね~