ホスピタリティとは何ぞや?ー海外で何学ぶ?シリーズ1-
😆 「CAエア発券お願いします~、予約番号チャーリーロジャー、数字のにーさん、ベイカー、お名前ヨークから ユ タ、アイテム イ マ イ ズ ミ、ミスター…」
…ゆーたさん、いきなりどうしちゃったの?
はい、私実は新卒から4年間、ロシア専門の旅行会社で働いてました。エージェント営業から一般のお客様、団体・個人のエア・ランド手配まで…。繁忙期は死ぬほど忙しかったけど、やっぱやりがいはありましたよ、お客さんの余暇の計画ををお手伝いする仕事ですからね~。お客さんが喜んでくれるのって、ほんとに幸せ。それが今のEast-Westの仕事にもつながってます。
海外志向の学生さんに根強いのは、やはり旅行・ホテル業や航空関連。
「旅行が好きだから」「海外で働くチャンスが多そうだから」
そんな方々から留学のお問い合わせを多くいただくのが、「ホスピタリティコース」。
でも、ホスピタリティって一体何?
日本では旅行専門学校はたくさんあるのに、「ホスピタリティ」を掲げた専門学校や大学の学部学科、まだまだ多くないですよね。私もお恥ずかしながら、こっちに来たときに「ホスピス?医療系の勉強するの?」なんて勘違いしておりました。
一言で言えば、
に関わる業界のビジネスを学べるコースなわけですね。
広辞苑では
【ホスピタリティー】丁重なもてなし。また、もてなしの心。
【ホスピタリティー産業】ホスピタリティー(もてなし)が必要とされる産業の総称、宿泊産業、飲食産業、娯楽産業など。
とされています。
の必要とされる産業ですから(大事なので二回言いました)、その間口はとても広いです!私のカレッジ時代の友人たちも、ホスピタリティ専攻組は職業訓練(Co-op)の期間には就労先として、旅行会社やホテルはもちろん、バイトしてたレストランでそのまま就業~だったり、カジノリゾートでディーラーやったり、留学カウンセラーを経験したりと、幅広い仕事に就いていました。Web業界しばりでCo-opのための職場探しに非常に苦労した身としては、とぉ~っても羨ましい限りでした(涙)。
じゃぁ、ホスピタリティ系の学科では具体的に何を学ぶの?
前回のブログでもご紹介した専門学校、Toronto Scool of Management の Hospitality and Tourism Management コースのシラバスを例に見てみましょう。
1. Introduction to Hospitality and Tourism
まずは「ホスピタリティとは、トラベル・ホスピタリティ産業とは何ぞや?」をカナダ現地、また海外からの視点で学びます。経済や環境面にも考慮した、やや概念的な授業ですね。
2. Front Office Operations
ホテルや娯楽施設のフロントデスク業務にあたっての、スタッフのあるべき資質について学びます。日本の丁重で行き届いたサービスを受け慣れている私たち(←これ、他国で生活するとガチで実感しますよ!)にとってはとっつきやすいかもしれませんね。
3. Housekeeping
ホテルなどのハウスキーピングについて。ちょっと実践的☆
4. Food and Beverage Operations
お客様に提供する料理や飲み物の調理製造や管理について。ワインについても勉強するんですって!
5. Food Sanitation, Safety and Health
食品の衛生管理について。法制度的なことも含めて”カナダでの”お作法を学ぶことになります。
6. Hospitality Accounting
ホスピタリティ系の会社・お店を運営するにあたっての会計・金融の知識。商売するには大切ですね!
7. Customer Service
カスタマーサービスとはなんぞや?顧客満足に必要なコミュニケーションスキルを学びます。きっとプレゼンも多め?!!
8. Organizational Behavior in Hospitality Industry
Organizational Behavior: 組織構造学、ですって、なんじゃそりゃ?!ホスピタリティ産業で、どう組織(同じ職場で働くスタッフたち)を構成し、運営していくかという勉強。
🙄 … あれ、ホスピタリティって、料理は教えてくれないの?美容系の技術は学べないの?旅行会社での航空券予約端末の操作の仕方は??
う~ん、もちろん学校によってもっと細分化されたコースを設けているところはありますが、ベーシックなコースは基本座学中心で、エッセイやディスカッション的なことが多くなると思います。わたしの友達は、「新しいレストランを立ち上げると仮定して、そのコンセプト→内装案→メニューリスト作成→従業員のマネージング・売上予想・帳簿作成・販売促進まで含めたプランを作成・プレゼンテーションせよ」という課題を出され、慣れないデザインソフトに四苦八苦しながら徹夜してましたね。ホスピタリティを修了した後に、自分の興味がはっきりしたことで、Culinary(料理)やEsthetician(美容)系のコースに入りなおす方も多いです。
😥 え、なんだか難しそう…??難しいですよ当然、全て英語で専門的な知識を学んでいくわけですから。
😈 怖気づきましたか??考えてみてください。2020年東京オリンピックも目前、日本でこうした業界に就職するとしても、英語力って絶対必要になってくるわけじゃないですか。ホスピタリティの神髄を、現地のクラスメートと議論しあう、そんな体験を積むことで世界中どこででも働ける英語力と人間力を培う。素敵だと思いませんか?!!☆
将来ホスピタリティやツーリズム関係のお仕事に就きたい、そのために英語力磨きの留学したい方、ぜひぜひトロントオフィスまでお問い合わせくださいね☆日本の旅行業の話だったらゆうたが詳しくアドバイスしちゃいますよ(裏話もまじえて笑)!
(↑ウズベキスタン視察。やだん8年前!)