他人と暮らす ―ホームステイって素敵☆―
こんにちは、トロントオフィスのユウタです。
夏のトロント、だいぶ住宅難です。トロント生活に慣れて引っ越しを考えている生徒さんも、だいぶお部屋探しに難航している方が多いです。きっと世界中から若い学生さんたちが語学留学に来てるんでしょうね~。
私たちのオフィスでも、ホームステイの手配に大わらわ。弊社ではステイ先と直接の契約で生徒さんをお送りしているため、ホストファミリーの顔が見えてとっても安心ですが、その分手配の手間は大変です。四苦八苦しながらホームステイアレンジをされてるハルノせんぱい、マジリスペクトです☆そして良心的な値段で生徒さんたちを受け入れてくれているホストファミリーの皆さん、感謝感謝です!
こちらカナダ、日本に比べると一人暮らししている方の割合が少ないと思います。一軒家のご家族でもホームステイ受け入れしていたり、コンド所有してる方でもお部屋を貸し出していたり。他人と住むということにあまり抵抗がない方が多いみたいですね。
私は2年前にこちらに渡航してからトロントに移るまで、ずっと同じホームステイ先にお世話になっていました。
正直、日本の単身用の小さなワンルームに慣れてしまっていたため、30過ぎてからの居候かぁ…しかもシングルマザー、お子さんもティーンエイジャーという微妙なお年頃…と、初めはどうホストのご家族と接していいか戸惑いを覚えました。
それでもいざステイし始めると、不安はどこへやら、とても暖かく迎えてくれました。ホームステイ受け入れ慣れもしているようで、当初からプライバシーは尊重してくれつつも、いつでもみんな気にかけてくれました。夕食はみんな一緒に同じ食卓。仕事で忙しいママも食事は手抜かりなく、毎日温かい料理を作ってくれて。家族団らんの時間、とっても大切にしてるんだな~と実感しました。
ホームステイのメリットは、英語環境にひたれるのはもちろん、家族の伝統的イベントにも参加させてもらえることもありますよね。サンクスギビングから始まり、クリスマス、イースター、私こちらにきて初めて丸々一羽の七面鳥を食べました。「グレービーソースやベリーソース、それぞれの家庭独自のレシピがあるのよ!」自慢げに教えてくれたママの笑顔がとても印象的でした。
もちろん、他人が同じ屋根の下に過ごすんですもの、うまくいくときもあればいかないこともある。同じ時期に一緒に生活していたブラジルからの留学生。高校上がりのお坊ちゃんで、まぁtalkativeでshowyで、僕が僕がと毎日うんざりするほど自慢話を聞かされて…正直いけ好かないやつだと思ったり。彼も彼で勉強ばかりしている僕をノリの悪い奴と思ってたでしょう。12月のある寒い晩、ホストファミリー不在で私が留守をあづかっていたところ、だいぶ遅くに泣きながら帰宅したんです。「友達だと思ってた同郷の子に、ひどい裏切りをされた…」一晩寝ずになだめて、彼の胸の内を聞いて…そうだよね、異国の地で心細かったよね、今まで気づかなくてごめんね…。そこから大の仲良しさんに。ママも「あんたたちいつの間にそんなに仲良しになったの??」と驚くくらい、笑。『赤毛のアン』のサイドストーリーのようなお話しですが、こんな素敵なつながりができるのも、生活を共にする、ホームステイの醍醐味です。
郷に入っては郷に従え。他人と暮らすコツは、お互いを尊重しあうこと、些細なことには目をつぶること、文化の違いを受け入れること、かもしれませんね。それに慣れてきた頃には、自分の価値観も視野も、だいぶ広がってくるのではないでしょうか。
うちの生徒さんも、ホストファミリーと仲良くなって帰っていかれる方いっぱいいらっしゃいます。再度カナダに遊びに来た時に同じステイ先に宿泊したり。
共同生活での密接なつながりから生まれる素敵な人間関係、懐の広いここカナダに体験しに来ませんか?!!お問い合わせはコチラ☆