冬のひきこもりは危険です。
みなさんこんにちは。
トロントのヒロコです。
いよいよ暦の上でも冬に入り、
トロントはすでに雪の日やマイナス2桁の気温になる日も
出てきて、この寒さにおびえている留学生の皆さんを
よく見るようになりました。
ここ数日で良く聞かれる質問が、
「トロントの冬って寒いし何もやることなくて退屈になりませんか?」
というもの。
これを聞くたびに、「ちょっと待ったあ~!!」と叫ばずには
いられません。
寒いのは確かですが、“寒くてなにもやることがない”というのは
間違っています。
これは「何もやることがない」のではなくて、
「寒いから何もやらない」と言うのが本当の所ではないですか?
寒くてもトロントの冬は楽しめることは沢山あります!
以前もハルノさんがトロントの冬の楽しみ方をブログに書いてくれて
いましたよ?
https://www.eastwestcanada.jp/blog/archives/11057
このクリスマスの時期は色んな場所でイベントも行われていますし、
(クリスマスマーケットやシティーホール前のHoliday Fairは今年も
盛り上がっていますよ)
アイススケートで運動をして体と心を温める事も出来ます。
CNタワーや水族館、美術館や博物館でも、このホリデーシーズンに
合わせていろんな催しものをしていたりします。
Sky Zoneで室内トランポリンを楽しむというのもありですし、
室内ロッククライミングもできますね。
もちろん、この時期はショッピングも楽しいですし、
またスポーツ観戦好きの方はここ最近のNBAトロントラプターズの
活躍を観戦するのも凄く楽しいです。
カナダと言えば、ホッケー観戦にも挑戦してみるべきです!
お休みの日には、ちょっと足を延ばしてスキーやスノボ、
Tubing(浮き輪のようなそりを使ったそりすべり)などを楽しみに
ちょっと北のほうにショートトリップするのもアリです。
この時期は、どんなに寒くても実はちゃんと外に出て
外気に触れたり日の光にあたらないと、
実は健康面でかなり深刻な影響が出てしまうのです!
この時期、語学学校やテレビのニュースなどで
時々「SAD」と呼ばれる病気の名前を聞くことがあるかもしれません。
これは、Seasonal Affective Disorderと言います。
日本語では、季節性情動障害と呼ばれるものらしいのですが、
その名前からも想像できる通り、
季節に影響されて起こる精神的な障害のことを指します。
SADの一般的な症状としては、 抑鬱、倦怠感、気力の低下、
過眠、過食(又は逆に食欲の衰え)などがあげられます。
ただ単に冬になると寒くて暗いから憂鬱になる、
という人も多いと思いますが、実際には寒さが問題というよりは
日の光や外気にあたる機会が減少することで、
精神面や体内の機能に深刻な影響がでて来てしまったりするようです。
何もやる気が起こらない、体が常にだるい、
体調不良、不眠、起きれない、気分が常に落ち込んでいる、
というような症状が続くと精神的な障害とそれに伴う
身体的な病気などに繋がってしまう可能性があるのです。
このSADの症状に陥らないようにするには、
寒くても少しでも外にでて外気や日の光にあたり、
身体を動かしたり、何かアクティビティーをして
気分転換や脳内のアドレナリンを流出させることが大事です。
雪の日は公園に行って友達と雪合戦したり、
雪だるまを作ったりするのも、子供のような気分になれて
リフレッシュします。
マイナスの寒い気温の日には、しっかり防寒対策をしつつ
外に出て青空を見上げてみたり、タオルやバナナを凍らせる実験や
熱湯を蒸発される実験などをしてみるのも楽しいですよ(笑)
温かくて美味しいコーヒーやココアを求めて
カフェめぐりもいいですね!
とにかく、大事なのは、
「寒いから何もしない、何もできない」と言って
引きこもるのではなく、カナダらしい冬の楽しみ方を見出して
みましょうということですね。
引きこもっているそこのあなた!
せっかくカナダにいるんですから、カナダらしい
冬を楽しんでください!!