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カナダにワーキングホリデー/留学しようとしている人が現地にきて初めてわかる陥りがちな落とし穴5選

こんにちは、トロントオフィスです。
本日はカナダにワーキングホリデー/留学しようとしている人が現地にきて初めてわかる陥りがちな落とし穴5選というテーマでお届けしたいと思います。

 

落とし穴1: 今カナダ現地でアルバイト先を見つけるのは結構大変

 

こちらは一番最初に挙げておきたい落とし穴です。これは想像に難くないと思いますが、まず母国語が日本語の我々に立ちはだかる壁は言語の壁です。英語がそれなりにできないとアルバイトですら採用されないということです、勿論採用プロセスには面接が入っているところがほとんどですので、面接の時に自分の英語力は相手に知られてしまいます。

また、カナダはアルバイトでもスキルベース/経験ベースで評価されますので履歴書の中の経歴にカナダでアルバイトをしたいと考えている業種の職務経歴がないと採用される確率は下がります。例えばレストランのサーバーとしてアルバイトをしたいと考えている人がいたとして、その人が日本にいる時ですらレストランのホールで働いた経験が無いとしたら、カナダのレストランのサーバーとして採用される難易度は上がります。

最近では100社以上応募しても採用されないなんて人も見ますし、200社以上応募しても採用されていませんなんて人も見かけます。ちなみにですが、アルバイトですら採用されるのは結構大変ですが、カナダでフルタイム(正社員)として採用されるのはもっと難しいということはお伝えしておきます。日本人の場合、日本で仕事を探した方がカナダで仕事を見つけるより簡単なのは言うまでもありません。

なお、カナダでアルバイト先を見つけることの難しさについては、コロナウイルスが原因による世界的なパンデミック及びウクライナでの紛争に伴う世界的なインフレ以降特に顕著のように思います。今、カナダは人がかなり多い状況ですので、ライバル多しの状態です。

 

落とし穴2: 今カナダ現地でシェアハウス(ルームシェア)を見つけるのは結構大変

 

こちらは以前私が執筆した記事で既に同様の内容を言及済みですが、改めてお伝えさせていただきます。ちなみに、以前に私が執筆した記事はこちらですので良かったらご一読ください。

コロナウイルスが原因の世界的なパンデミック及びウクライナでの紛争に伴う世界的なインフレ以降、トロントやバンクーバーといった大都市を中心にカナダでは住宅事情が以前に比べてかなり変わっています。需要の方が供給よりかなり多い状態で、シェアハウスの奪い合いのような状態が起きています。クラシファイドに新しい物件が掲載されても速攻で埋まります。

ちなみに筆者は近々引っ越しを計画しておりますが、私が入居していた部屋は私が退去の旨を家主に連絡した翌々日から2日間でなんと5人の内見者の予約が入り、私が退去の旨を家主に連絡してからなんと2日で私が入居していた部屋は埋まりました。今、トロントでシェアハウスを探そうとする場合の状況はこんな感じです。バンクーバーはさらに状況が酷いと聞いております。また家賃も最近跳ね上がっており、私が住んでいたエリアのシェアハウスは以前は月に約600ドル程度払えば住めましたが今は相場が約900ドル程度にまで上昇しています。

 

落とし穴3: 英会話が海外ドラマや映画に出てくる俳優(いわばネイティブ相当の)のように流暢に喋れるようになるには数年かかる

 

英会話がネイティブに近いレベルで流暢に喋れるようになるには3ヶ月とか半年くらいでできると思っている人を結構見かけますが、これは大きな誤解です。ちゃんと勉強している人でもネイティブと遜色ないレベルで英会話ができるようになるには数年を要します。

また、勉強することなしにただ英語圏の国で生活をしてさえいれば英語がいつのまにかできるようになると思っている人もたまに見かけますがこれも大きな勘違いです。英語の勉強をしないことに英会話がネイティブに近いレベルになることはありませんし、また英語力の上達スピードも勉強量によって大きく変わってきます。当然ですが、日本にいるときからちゃんと英語の勉強をされている人の方がカナダに来てからの英語力の上昇は早いです。

 

落とし穴4: カナダで日本人以外の人との交際は一時的なものになるのが大半

 

カナダにワーキングホリデーや留学に来られる方の中には、カナダで日本人以外の人と交際をしてみたいと思っている人も結構多いのではないかと思います。まず、カナダで日本人以外の人と交際するということ自体はそれほど難しくないということは最初にお伝えしておきます。ですが、問題はその交際相手との関係性です。簡潔に言うと、その交際相手との関係性が長期的なものになって、例えば国際結婚して一緒にカナダでずっと暮らしますというパターンは結構なレアケースであるという点です。もちろん、こういった交際相手が日本人以外のパターンは文化の壁や言語の壁、生活習慣の壁、法律の壁といった様々な壁が立ちはだかるので関係性が長続きしにくいというのは皆さん想像しやすいかと思いますが、実はワーキングホリデーや留学でカナダに来ている日本人で日本人以外の人と交際されている人の多くは相手もどこかしらの国からきた留学生もしくは何かしらのビザを利用しての短期滞在者でしたというパターンが多いからです。これは何を意味しているかというと、自分も相手も何かしらのビザを利用してカナダに滞在しているので、お互い短期間の内にいずれ母国に帰らなければならないということです。そうすると、どちらかが母国に帰国した場合この交際している相手とは遠距離恋愛をしなければなりませんし、遠距離恋愛は遠距離恋愛で難しいことはご認識の通りと思いますが、その遠距離恋愛を乗り越えてもなおそのお相手と結婚をするには自分が交際相手の国に移住する、もしくは交際相手を日本に連れてきて一緒に生活するというどちらかをいずれはしなければなりません。この一連のプロセスがどれも非常に厳しいことはご想像に難くないと思います。よって、カナダにきていた他国からの留学生もしくは何かしらのビザを利用しての短期滞在者が交際相手だった場合、その人との関係性が長続きしにくいというわけです。カナダ人以外がカナダで定住するには永住権というものが必要になってくるので、永住権を持っていない人との交際は長期的なものに発展し辛いのです。

じゃあ、カナダ人と交際すれば良いんじゃないの?と思ったそこのアナタ、それが実は意外と難しいということも併せてここでお伝えさせていただきます。と言いますのも、ワーキングホリデー/留学でカナダに来られる日本人の多くは語学学校のみ通いますという人が大半で、端的に言うと語学学校にカナダ人は全く在籍しておりません。またワーキングホリデーで来られている方は、語学学校に通われた後はアルバイトを始められる人が大半だと思いますがアルバイト先には自分以外に働いている人も他国からの留学生ばかりですというケースも多いですし、留学されに来ている人の場合、語学学校に通った後は私立カレッジに通われるという人もいるかと思いますが、私立カレッジにもカナダ人はほとんどいません(公立カレッジは別でカナダ人が多く在籍しています)。つまるところ(ちゃんとした)カナダ人と知り合うのは想像されているより意外と難しかったりするということです。

 

落とし穴5: 生活水準に気をつけないと貯金は思ったよりできない

 

カナダは日本より時給が大分高いので、特にワーキングホリデーで来られる方はお金を貯めたくてカナダに来られている方もいるかと思いますが、そういった方は生活水準に気をつけられないと貯金は意外とできないかもしれません。カナダのアルバイトの時給が高いのはその通りなのですが、その分物価は日本より高いですし、カナダはチップ文化なので色々な場面でサービスに対して別途料金を払わなければなりません。従いまして、あまり頻繁に外出しているとお金はあまり貯まらないかもしれません。

 

まとめ

 

いかがでしたでしょうか?今回はカナダにワーキングホリデー/留学で来ることは良いことばかりではなく、大変なことや想像していることとは違う現実もあるということを知ってもらいたくて今回の内容を執筆いたしました。ただ、個人的に思うところは今回ご紹介させていただいたの内容の大半は、計画的に周到に準備を進められればどれもワーキングホリデーや留学の障害となるものでは無いと思います。なので、今回のこの記事をご覧になられた方は事前にカナダへ行く前に必要な準備についてのヒントを得られたのではないかと思います。例えば、ワーキングホリデーでカナダでレストランで働きたいと思っている人は日本にいる時からレストランでアルバイトをしてみたりや、あるいは少しでも早く英会話が流暢にできるように日本にいるときから英語の勉強を始めたりといった対策ができます。当記事が皆様がカナダでワーキングホリデー/留学をするにあたり少しでもご参考になれば幸いです。

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