カナダへ留学して体験したホームステイ生活のお話①

こんにちは、トロントオフィスです。
本日はカナダへ渡航して体験したホームステイ生活についてお話します。
ちなみに私はホームステイ生活は二度経験しております。このお話は一度目に体験したホームステイのお話になります。

　

どんな環境のホームステイだったか？

　

これは初めてカナダへ留学した時にバンクーバーで体験したホームステイのお話で、ホストファミリーはフィリピン系カナダ人でした。ホストファミリーの家族構成はホストファーザーとホストマザーそしてご夫婦の娘の3人家族でした。

また、このホストファミリーの家はとても大きな家で私以外にも留学生が4人住んでおり、中国人留学生2人、韓国人留学生2人が滞在しておりました。入居した部屋は6畳一間くらいのサイズの部屋の鍵付きの個室でWifi、水道代や光熱費等全て込みかつ3食付きで当時は月900ドルで住めました。

　

入居した日から始まった生活

　

カナダに初めて渡航した日に到着した時間は飛行機の便の関係でバンクーバーに到着したのは深夜の1時でしたが、大変ありがたいことにホストファーザーが私の到着を待っていてくれて、この日から私のホームステイ生活が始まりました。

入居して最初に戸惑ったことはホストファーザーとホストマザーが話す強いフィリピンなまりの英語です。まだカナダに来たてで、英語ビギナーな状態なのもあいまってこのホストファミリーとのコミュニケーションには退去する最後の日までとても苦労しました。特にリスニングが厳しく、何を言っているのかを聞き取るのが非常に難しかったです。

食事はフィリピン料理が中心で、フィリピン料理はタイ料理に近いエスニックな感じの料理が多かったです。食べていて普通に美味しいと感じる料理も多くありましたが、日本人にはあまり馴染みのない独特の風味でくせが強めの料理も多く苦手な人は苦手と感じるような料理も多かったのは間違いありません。私は食べ物のアレルギーは無いですし、元々嫌いな食べ物がほとんどないこともあり食事に苦痛を感じる場面は少なかったです。ただ、出された食事を全て食べられたかと言えばそうではなくて、出された食事の中でも特に豚の血のスープは衝撃的で血の生臭さがとても凄くて流石にこの料理だけは私も完食することができませんでした。

私の場合、このホームステイで生活していて日本でしていた生活と比べて特別変えた生活スタイルはなかったように思いますが、ハウスルールとしてシャワータイムは1回20分まで洗濯は週1回までというルールがありました。このハウスルールはカナダでホームステイで生活する場合至って普通の水準で、程度の違いはあれどこのホームステイでも似たようなハウスルールはあると思いますが、女性の場合シャワータイム20分は少し厳しいと感じる人もいるかもしれません。

　

ホームステイ生活を送る中で辛かったこと

　

生活していて辛かった場面としては隣人の留学生のいびきがとてもうるさく夜眠れないときが結構あったことと、家に冷房がついていないことでした。

カナダは日本と違って築50年以上は経っているであろう古い家も多く、また建築技術そのものもあまり高くないような感じです。これは私の推測も含んでおりますが、例えば日本の家は建築時に壁と壁の間に防音材や断熱材を組み込むのは当たり前だと思いますが、カナダの家(特に古い家)はこういったものは入っていないと思われます、従って日本の家に住んでいる場合と比べて生活音がとても響きやすいですし、部屋は夏は暑くなりやすく冬は寒くなりやすいといった状態です。これはホームステイの問題ではなくカナダにある家の構造そのものの問題ですので、ホームステイに限らずシェアハウスに移ったとしても同様です。

冷房については私が住んでいた時の夏のバンクーバーは30度を超える日はあまりなかったのでまだ我慢できるレベルでしたが、バンクーバーの夏は年々明らかに暑くなっていると思いますのでこの点が今だったらより厳しいかもしれません。

　

ホームステイ生活をして良かったなと思うこと

　

ここから良かった点を挙げていくとまずホストファミリーの人たちの人柄はとても良かったという点です。ホストファミリーは当たり外れが結構あると渡航前に私も聞いていて、入居するまではホームステイすることに不安を感じたりもしていましたが、この点は運も良かったように思います。

また、一緒に暮らしていた他の留学生達もとてもナイスガイで、特に韓国人留学生の2人は私と年齢が近めなこともあって一緒にレストランに行ったり、お酒を飲んだりといった経験もできて色々な交流ができ、とても楽しかったです。

　

今ホームステイ生活をされている方、ホームステイの申し込みを検討されている方へ

　

日本人留学生は特に食事面の問題でホームステイは1ヶ月もしくは2ヶ月程度の短期で終わらせて、その後は日本人しかいない環境のシェアハウスに移行されるといった方も結構いると思いますが、せっかくカナダに来ているのにホームステイを短期で終わらせるというのは個人的には少し勿体ないようにも思います。

私がホームステイで経験したことの数々は日本人しかいないシェアハウスでは体験できないようなことも多かったですし、それに日本人しかいないシェアハウスにいると皆日本語で会話するので、英語の訓練にもならないですしね。せっかくなら、カナダでしか体験することができなさそうなことを優先した方が将来的に自分にとっての財産となるようなものが多いのではないかと個人的には思います。

何事も経験を重ねることで、今までは見えてなかったけど見えてくるような新しい世界や価値観というものがありますよ。