プレスト?マンスリーパス?トロントの月ぎめ定期券
みなさんこんにちは、トロントの物価の値上がりに涙ちょちょぎれる、トロントオフィス ユウタです。
おそらく日本からいらっしゃった皆さんが最初に思うこと、「電車賃、バス代、高すぎね??」
バンクーバーはまた料金形態が異なるのですが、トロントでは、TTCという会社が街の8割がたのエリアの交通網をまかなっており、片道と常識的に考えられる区間(時間制限はあります)は同料金にて乗車、バスや地下鉄・路面電車(ストリートカー)を乗り継ぐことができます。
ただその料金が…一回乗り3ドル以上。東京の地下鉄だって初乗り150円とかで乗れますよね。300円?と考えたら、数駅の区間はバスも地下鉄も乗らずに歩くようになりましたね、ほんと。。。
そのTTC、まぁ評判の悪いこと…。通勤ラッシュで止まるは、週末は常にどこかしら工事していて不通になるわ、日曜は地下鉄の始発が朝8時とかさぁ…。まぁ生活してたら「またか」と慣れてくるんですけどね(それを人は「カナダ人化」と呼ぶ…??)。唯一いいのか悪いのかという点はバスとストリートカーは24時間運航している区間が多い(Blue Night Network)ことですかね。これがためにどんなに夜遅くなっても帰宅できてしまうのですよ(ユウタは一時間かけて通勤してるので、深夜を回ったらあきらめてオフィスに泊まるかすぐそばのゲイビレッジにくりだしますがね笑)。隠れブラックな都市、トロント笑。実際「カナダ人って働かないんでしょ?仕事みんな楽してるんでしょ?」とか思われてるかもしれませんが、働く人は働くんですよちゃんと。特に移民系の人はとっても勤勉です。
そんなTTCですが、この度2019年4月一日にふたたび以下のように値上がりいたします。
—————————-
Description | Current Fares | Effective April 1 | Price Change |
---|---|---|---|
Cash (現金払いは変更なし) |
$3.25 |
$3.25 |
$0.00 |
Token |
$3.00 |
$3.10 |
$0.10 |
E-Purse(プレストの一回乗り) |
$3.00 |
$3.10 |
$0.10 |
Fair Pass – Single fare |
$2.00 |
$2.05 |
$0.05 |
Fair Pass – Monthly Pass |
$115.50 |
$119.40 |
$3.90 |
Monthly Pass |
$146.25 |
$151.15 |
$4.90 |
12 Month Pass (price per month) |
$134.00 |
$138.55 |
$4.55 |
Post-Secondary Monthly Pass |
$116.75 |
$122.45 |
$5.70 |
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もうね、勘弁してよほんと。ただでさえ物価高いのに。。。今朝4月の月ぎめ定期券(Monthly Pass: 当月1日から最終日まで適用の乗り放題券)を買った際に気づいて青ざめたユウタでした。
このマンスリーパスですが、今までは磁気式のカードを毎月購入するという形で販売されていました。毎月券面がかわいらしいデザインで、それは毎月楽しみにしていたものです。
ただ、今年2019年より、PRESTO(デポジット式の電子カード、日本でいうところのスイカやパスモと同様なもの)に電子的に付帯させるという形で毎月契約する形に変更されました。
これのプラン設定の仕方がまたややこしい…。ので今日はそれをご案内いたします。
いくつかやり方はあるのですが…。一番の王道をご説明します。
1)PRESTOを購入する
TTCのキオスクや、Shoppersで購入できます。1枚20ドルで、そのうちカードの原価が6ドル・残り14ドルが初回のデポジットとして利用できます。
※実はマンスリーパス、Shoppersでカード購入の際に同時に設定することもできるのです…。でもねでもね、店側での設定ミスで、マンスリーパス代金をすべてデポジットに設定され、乗り放題のつもりで使っていたのに普通に差し引かれていたという事例が数件ありました。これのリファウンド等の対処がまぁお役所仕事でたらい回しにあいましたよ…。今は店側も慣れてきたかもしれませんが、良い子は面倒がらずに以下にそって購入しましょうね。
2)PRESTOのマイアカウントを作成
PRESTOを運営する会社は実はTTCとは別物です。PRESTOは実はオタワなどの他の地域でも、TTC以外の会社でも共通に利用することができるのです(ただ料金体系などは全く異なりますが)。
PRESTOのマイアカウントを作成して、カードを登録しておくと、例えばカードを失くした際に、新しいカードを購入しさえすれば、なくしたカードに入っていたデータを移管することができるので、必ず登録をしておきましょう。
https://www.prestocard.ca/en
こちらのページの一番下のフッターにて、「MY PRESTO」 > 「Create an Account」にて自分の情報を登録しアカウントを作成しましょう。その後ページの案内に従い、カード番号を入力してそのカードを自分のアカウントにひもづけておきましょう。
(このサービスを開始した直後は「Activate your new PRESTO card」という面倒な手続きが必要だったのですが、今はキオスクやShoppersで購入したものに関してはこの作業は必要なくなったようですね。)
3)マンスリーパス購入手続きをする
購入手続きの期間に注意してください!利用したい月の一日から数えて8日前から購入ができ、その月の4日までで販売終了となります。
オンラインのマイアカウント上でもクレジットカード払いで購入ができるのですが、なぜかデータベースに支払い手続きが完了するまで数時間~数日かかる模様ですので(ずさん…)、みなさんは地下鉄改札前の黒い自動販売機にて購入手続きをしましょう。この機械から手続きをすると、ダイレクトに支払い情報がデータベースに登録され、その場で利用ができるようになります。
こちらの機械のPRESTOカードを置く場所にカードをたてかけ、Deposit > Buy Monthly Passを選び、支払い方法を選びます(クレジットカード・デビットカードもしくはキャッシュが選べますが、なぜか場所によってはキャッシュを読み込んでくれないところがあります…)。支払いが完了すれば、晴れてマンスリーパスがPRESTOに付帯されたことになります!念のため手続き完了後、PRESTOを一度機械から引き抜いて、今一度機械に入れてみましょう。自分のPRESTOの情報が表示され、そこに 「ーーーー(何月)Monthly Pass : 151.11$」と表示されれば、無事登録されています。
…でもね、よく聞かれるんです。Monthly Passってお得なの??
正直そんなに得じゃないと思います、個人的に。平日が月に20回あると考えましょう。学校と家の往復だけなら一日6.20ドル。ひと月に124.00ドルですね。150.11ドルのもとを取ろうとしたら、週末にかけて最低9回以上乗らなきゃいけないんです!学生は週末はお勉強ですよね?ワーホリさんで働き始めたら休日は疲れてゆっくりしてたいですよね?月の休日に全部で9回以上乗り降りするかって考えたら、意外とそんな機会もないものです。そうなったら、一回乗り3.10ドルでやりくりしたほうが安上がりかもしれません。
特に今プレストを利用すると、初回タップしてから最後にタップしたタイミングが2時間未満であれば、どの方向にいっても何度乗り換えても「片道」とカウントされるんです。ちょっと自宅駅につく前に寄り道してショッピングをしても片道1回、3.10ドルしかかかりません。乗り放題か、一回ずつ支払いか…よくよく自分のライフスタイルを考えつつ検討してみてくださいね。
また、語学学校生は原則「学生割引」の対象にはなりません!学生用のウィークリーパスは高校生まで!マンスリーパスでもPost Secondary割引はカレッジ・大学生用となります。それ専用のTTCが発行するIDカードを一緒に携帯して乗っていないと、いざ係員の方が調べに来た際に思わぬ罰金(300ドル程度)をくらうことになります。ただね、最大手・天下のILACさんなどの一部語学学校では特別に割引が利くことがありますので、もし適用になる学校に通われる際は、どうやってその購入手続きをすればいいのかは学校のほうで聞いてみてくださいね。
…こんなかんじで、ちょっとややこしいトロントの月ぎめ定期券についてまとめてみました。ね、日々の生活に必要な手続きって、避けて通れないから、来たばかりで右も左も英語自体も…という方には大変ですよね。そんなときに頼れるのは、私たちのような現地留学エージェントじゃない?今日本にいらっしゃる方であっても、ちゃんとメールベースでカウンセリング、承れますからね!ちょっとカウンセリング、受けてみちゃう?!!お問い合わせはこちら>>