航空券予約Tips
みなさまいかがお過ごしでしょうか、トロントオフィス ユウタです。
先週の台風21号、また北海道の地震により被害を受けられた皆様、関係者様に謹んでお見舞いを申し上げます。日本を離れていると故郷のニュースの映像ひとつひとつに敏感に反応してしまいます。1日も早い復旧と皆様のご安全を心よりお祈りいたします。
台風の影響で、弊社でサポートしている生徒さんの渡航の足もだいぶ乱れましたね。何とか無事に現地でお会い出来て本当に良かった(弊社では到着後、すべての生徒さんに日本語オリエンテーションや銀行口座開設アシストをさせていただいております)。
こんな緊急時に大切になってくるのは、代替航空券の至急の手配。
最近ぼちぼち聞くのが、「オンラインサイトで航空券の予約したんだけど、変更の仕方や問い合わせ先がよく分からない、どうにかして!!」というお問い合わせ。それ、あたしたちどうにもできませんから〜残念!(…といいつつも何だかんだ一緒に電話問い合わせの立会いなどオフィスでやってますが)
これね、あまり大きな声で言えないし、営業妨害になる恐れがあるので、ここからは元旅行会社社員である私ユウタの個人的意見として申し上げます。身元のはっきりしないオンライン航空券販売サイトからの航空券予約は、出来るだけ避けていただくことをお勧めします。インターフェースは日本語でも、母体がどこの国かもわからないところで運営されていること、非常に多くありますから。
本当に憤りを覚えるのが、オンライン予約サイトで購入した生徒さんが、問い合わせをしようとしてたらい回しにされること。「お問い合わせはこちら」からメール打診したら、「キャンセルや変更はここではご案内できません、こちらのお電話番号に直接お問い合わせください」。その電話番号はどこの国かもわからない、メールは日本語なのに英語で問い合わせるの?国際電話かけさすの?正直詐欺といっても過言じゃないですよね?あたしが旅行会社で働いてた頃には想像もつきませんでしたよほんと。こんな塩対応は結構大手のオンラインサイトでも意外とよく耳にします。
それにこうしたサイトから申し込むと、常識で考えたら絶対に乗り継げないような便を提示されることが多々出てきます。通常飛行機の予約端末上には、Minimum Connection Timeというのが設定されており、オンラインサイトではこれをもとに自動的に乗継便をセレクトしているんでしょうね。でもそれって、何かアクシデントがあったら当然置いてかれますからね、人によって入国審査などが乗り継ぎ時に必要な場合も勘定にはもちろん入っていません。代替便を予約するとしても、まだアメリカーカナダ間なら融通効きますが、1日一便しかないような遠い国でかつ混雑時の乗り換えだと代替便予約で空港に3日間軟禁とかいう羽目にもなりかねませんよ。
それに海外旅行でのアドバイスもまず見込めないでしょう。観光でカナダに入国にはeTA登録が必要になるのはカナダ旅行企画してる方は当然把握しているでしょうが、アメリカ乗り継ぎの場合ESTA登録も必要な場合が多々出てくるといったこと、まぁ常識といえば常識ですが、海外旅行に不慣れな学生さんであれば知らないこともあり得ますよね。そうした事前案内までしてくれるところで手配しないと、安心して旅行できませんよね。自分で責任持ってググればすむことかもしれませんが、海外の手続きって結構ころころ変わりますからね。
「でも…オンラインで買うと安いから」…それ、真っ赤な誤解です。確かに昔は旅行会社が特別に安く販売できるチケットはありました。IT券と言い、グループツアー用のチケットを個人にバラ売りするタイプのもので、様々な制約はあるものの当時では破格の値段で購入でき、とても人気がありました。でも、そのチケットタイプを廃止するようになって大分経ちました。今やどこで買っても値段はIATAに則った正規運賃、同じなんです(まぁ最近はまたLCCだったり、独自のレートで値段設定している航空会社さんありますけどね)。まず、航空券の料金はシーズナリティといって、季節によって値段を上下させています。そして航空券にはたくさんの航空券種があり、安い航空券種から埋まっていきます。だから値段が上下するのはその便の混雑状況が一番影響するのです。たとえば週末発を避けるなど、数日日程を前後させるだけで大幅に値段が変わることもあります。
あくまで私個人の予約の仕方としては、希望の旅程の行き帰りそれぞれ数日前後を適当なオンライン予約サイトで値段を調べて、1番安い航空会社を見つけたら、その航空会社のホームページで直に予約をします(ごめんあそばせ!)。これなら何かあった際は、各国にある航空会社の窓口に問い合わせれば対応してくれるから。
でもやはりおすすめは、ちゃんと旅行会社の窓口に行って相談することですね。特に日本国内線アドオンなど、2社以上の航空会社を使ったり共同運航便などを予約せざるを得ない場合は。今は航空会社からコミッションがもらえないことがほとんどなので、発券手数料を別途徴収する旅行会社さんが多いです。仕方ないじゃん、ビジネスなんだから。それを安心料として払って、ちゃんとしたコンシェルジュを受けてください。それに旅行会社通していれば、今回のような突然の欠航でも慌てずに旅行会社に問い合わせればいいわけです。
餅は餅屋、そしていずれにせよ航空券は高価な買い物。安かろうと下手に身元の不確かなオンラインサイトで購入することはやめましょう。
弊社では提携している旅行会社での航空券予約をおすすめしております。こちらの問い合わせフォームよりお見積りいただけます。
また、現地でニューヨークやPEI (プリンスエドワード島、あぁ行きたい☆)への旅行で航空券を手配する際などは、トロントであれば IACE TRAVEL さんが日本語対応してくれますよ(旅行会社時代はお世話になりました、覚えてますか、プロコの今泉です笑)。「イーストウエストの紹介で」と言えば話は早いっす。
旅行も留学も、準備の段階がいちばんわくわくしますよね。出発直前に困ったことにならないためにも、手配は抜かりなく、わからないことはいつでも聞ける体制を整えておきましょう。トロントでお待ちしております☆ ビアンヴェニュー・ア・トホント!
※ちなみに、カナダに入国する際の入国手続き、時期によってはとぉ~っても混みます。観光なら比較的早めに手続き終了すると思いますが、学生ビザ・ワーキングホリデービザを空港にて取得する予定の方は、着陸後速やかに飛行機から出るようにしましょうね。